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【案内人さゆりのエッセイ】自分を信頼して、強くやさしく生きられる世界に

「話してみてよ」「なんでも聞くよ」
と言ってくれて、心を開いて話したのに
後になって「考えすぎだよ」「気にしなくていいんじゃない?」
と言われてしまった。

そのとき頭に浮かぶのは「考えることがめんどくさい」
と思われちゃったかなということ。

「相手にめんどくさいって思われるくらいなら
話すことをやめておこう。」
「相手に受け取ってもらえない、全く理解してもらえないなら
話さないほうがマシだ。」

もしも、こういう会話の世界が続いたとしたら・・・
助けの手を差し伸べてくれても
本当は助けて欲しいのに
その手を拒んでしまうこともあるかもしれません。

何かすぐに解決しようとしなくていいから、
「こんなことがあって、こんなふうに感じたんだね」

そう受け止めてくれるだけで
心が喜ぶのを感じられたり
生きてていいんだなって思えたりする気がします。

独りでいても、誰かと一緒にいても、
みんな孤独と隣り合わせで生きているんじゃないかなと思います。

今、個の時代と言われる中で、どう生きるかは多様化しています。
このレールに乗っていれば大丈夫という安心はなく、
私たちは正解のない世の中を歩んでいるのだと思います。

そうすると、自分で自分の機嫌を取ること
自分に湧き上がってきた感情や感性を信頼すること
これらがとても大切になってきているのかなと最近感じます。

自分に湧き上がってきた感情や感性。
それが間違っていないよと言ってくれるような居場所やつながりが
今の時代を強くやさしく生きていく後押しになるのではないかと感じます。

どうぞのへやが、誰かの毎日の暮らしを応援できたら嬉しいな
そんなふうに思います。


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