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はじめまして

大学病院に約20年。
知らない人から見れば功績や憧れを持つかもしれませんが、
病院というとこはとっても狭い世界なんだと思いました。
今まで部署異動がなかったので、初めて体感した違和感、
知らなかった現実…このままではダメだと感じました。

これらが自分にとって何を意味するか分からないが、
やり過ごすことができませんでした。

自分のなかで少しずつ何かを変えていきたい、
変えなくてはと思った時でした。


【育休後の部署異動】


約15年救命救急センターで働いていました。
仕事は忙しかったですが、日々勉強になり周囲の環境にも恵まれ充実していました。
毎日の課題や患者さんや家族、スタッフの教育にやりがいを感じて
「看護師は天職だな」と思えるほどでした。
しかし、育休後部署の異動がありました。
看護師の経験的にも異動は前向きでした。
配属先は検査部門(放射線IVR科)知らないことも多く
たくさん勉強しました。
救命とは違い、通院・外来または検査・治療入院の方ばかりで、
ゆっくり患者さんと話すことなく毎日が過ぎていきました。
ある検査で接する患者さんは、私と同年代でガンを発病、
また別の検査においても同年代で不妊治療に悩み、
心身疲れきった方たちに出会いました。

私は若い方のガン患者さんの多さに正直衝撃でした。
同年代のため自分の子どもと同じ年齢のお子さんがいたり、
不妊治療をしている方のつらく苦しい治療や検査に耐えている状況を
目の当たりにしてきました。
病気になってから後悔や苦悩を嘆く人の話を聞いて、
何かできることはないかと自分の中で悶々とした日々を過ごしました。


続きます。



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