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今の仕事のこと

私は管理栄養士として、現在働いています。

管理栄養士とは?

管理栄養士は、厚生労働大臣の免許を受けた国家資格です。病気を患っている方や高齢で食事がとりづらくなっている方、健康な方一人ひとりに合わせて専門的な知識と技術を持って栄養指導や給食管理、栄養管理を行います。
日本栄養士会のホームページより

病気のことを聞きたい時は病院に行けばお医者様に質問できるし

病気のケアはやはり、病院に行けば看護師さんがいて、相談できるし

薬については薬局の薬剤師さんに相談できるし

でも、食事に関して聞きたい時はどこに行けば、栄養士さんはいるんですか?

と、よく聞かれる。確かに。

管理栄養士・栄養士は、医療施設、老人福祉施設、介護保険施設、児童福祉施設、小・中学校、行政機関、企業、管理栄養士・栄養士養成施設、試験研究機関等で働いています。乳幼児期から高齢期まであらゆるライフステージで、個人や集団に食事や栄養についてアドバイスをしたり、特定給食施設等で献立を立てて食事を提供したり、栄養状態の管理を行い、皆さんの健康を食と栄養の専門職としてサポートしています。
日本栄養士会ホームページより

らしいです。

しかし、私はこの上記の施設にはいない。完全にこの「等」の中にいる。

私は健康保険組合という団体に所属している。つまり、保険証を出してるところ。病気になってはじめて、その存在意義が見出せるところなのかもしれない。

栄養士としては勤務するにはあまりメジャーじゃないとと思っている。栄養士の集まりに行っても勤務先を説明するのがしんどいくらいだ。

仕事は主に
働いてる人が健診を受けて、健診の数値が高かった人を呼び出して
食事とか運動とか仕事とかとても個人的なことを聞き出してアレがダメだ!コレがダメだ!
と説教をする仕事だ。

みんな仕事で忙しいのに

「はい!今すぐ!ちょっと、こっち来て!」

と呼び出す。

その挙句、怖い話をしたり、病気になるぞ!と脅す。

なんで殿様商売。

以前は病院で働いていたので
栄養指導として、病名のついた人に同じように
指導をしてちたけれど、

あまりにも、それは遅すぎると、気づいて
この世界に飛び込んだ。

でも、やっぱりまだ、遅い気がする。


私たちが指導するのは病気じゃないけど黄色信号くらいの人たちだろう。
私の話を珍しく一生懸命聞いてくれる人から驚くと大体、大病した人だったりする。なるほど、と納得する。

最近は
青信号の人ともっと、健康について将来の夢や
10年後、20年後や定年後の生活についてなど、ゆっくり話を聞きたいと思うようになった。

健康について、毎日考えて気を揉まなくてもいいけど。年に一回くらい、私と面談する時間だけでも、家族や仕事のことは置いといて、自分のことを真剣に考えてもらえたらいいなと、思っている。

そう、忙しい人なら尚更。

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