集団思考の例として「アイリーンのパラドックス」というものがあるらしい。
これは集団で議論をする際にそれぞれが全く望んでいないにも関わらず、
議論を進めることで結果的に望んでいない選択をしてしまうことである。
この相手や場の「望み」を勝手に想像し自身の「望み」を抑えた結果、全体としての幸福が得られない。そんな皮肉な話だが、多かれ少なかれ皆職場等で経験があるのではないだろうか。
ここで問題なのは「自身の感情と異なる事を言っている」事であり、
「自身の感情と異なる事を言わざる得ない環境」とも言えるだろう。
即ち個人単位でみれば「自身の感情にできる限り寄り添う言動を行う」事が大事あり、全体でみれば「個人の感情が言いやすい環境、関係値を作る」事が大事そうである。
また、この「気をつかう行為」も匿名性のアンケート形式にする事で排除できる場合もあるだろう。
まぁ、でも私は皆が望もうが望むまいが、10年後この家族が「あんな事もあったよね」と笑い話に出来るのであれば、なによりも良い結果だと思いますけどね。