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久しぶりに大人に怒られた話。 【茶道日記】

皆さんこんばんは。
至高の土曜日が終わりに近づき、週末が終わりに向かっていることが既に名残惜しい私です。

今日は、大学の部活に行った話です。

私は中高の間茶道部に所属していました。
お茶はとりあえず続けたいなと思い、大学でも茶道部に入部。

茶道にはいくつか流派があるのですが、今まで習っていた流派と大学の流派が偶然同じだったので、すぐに入部を決めました。

いくらか経験があるぶん、すぐに馴染めるんじゃないかな~
なんて思っていたのですが。

経験者だからこそ、新しい先生のもとで学ぶのは難しい。
それを痛感した今日でした。

同じ流派でも、先生によって教え方が違い、作法も少し違う。
それは中高の間で複数の先生に習っていたので理解していたつもりでした。

大学の部活は初心者が多いので、先生の方針で私もみなさんと同じ手順で一から割り稽古から始まりました。
割り稽古とは、茶道のお点前(お茶をたてる準備から片付けまでの一連の流れ)を細分化して少しずつ練習する、初心者向けのお稽古です。

私にとっては何度も練習して体に染みついたものばかりだったので、どうしても無意識のうちに前の先生のやり方で手を動かしてしまう。
それが大学の茶道部の先生には見心地の悪いものだったようで。
しっかりと指摘を受けました。
途中、先生の熱のこもりようを見たとき、
「あ。私、今怒られてる。」
はっと気が付きました。

「私が私の先生に習ったように弟子に教えています。違う先生には違うやり方があるから、『〇〇の場所ではこう習いました』とほかの場所の先生に絶対に言ってはいけません。」
この内容のことを、今日のお稽古で先生に12回くらい言われました。
(盛ってません。本当にそのくらい何度も同じことを言われました。)
今まで経験のある生徒にそうやって作法の違いについて反発されたことがあったのかもしれません。

茶道は基本的に教科書がないので、すべて一対一で、時間をかけて習う必要があります。今まで多くの初心者を一から教えてきた先生からしたら、急に来て、全てを知っているかのように(先生からしたら)間違った手つきをする私のことが気に障るのは当然のことだと思います。

ただ、私にとっては今まで茶道を教えてきてくださった先生方も本当に素敵な方々だったので、その先生の作法を忘れたくない。とも思ってしまうのです。

大学の茶道の先生は面白い方で、非常にエネルギーに満ちており、とても芯のある方です。
先生たちもみんな人間なので、人間づきあいをしなくてはいけない。
先生のエネルギーにかなり圧倒され、心が疲弊してしまったというのが正直な感想です。

やっぱり何かを学ぶって難しいですね、
たとえ経験があっても。それがハンデになることもある。

先生に反発するつもりはないですが、私は私がいいと思うやり方で茶道をしたいです。これまで割とまじめに習ってお作法を覚えた分、それに少し固執してしまっている部分があります。今まで習ったようにやりたい。そのお点前が好きだったし、それが綺麗だと思っている。
ただ、そのやり方が大学の部活では通用しない。
私が先に折れるか、別の場所を探すか。

とりあえず気が向いたときにまた部活に顔を出してみようと思います。


あまり明るい話ではありませんでしたが、ここまで読んでくださってありがとうございました。
皆さんも素敵な週末を過ごせますように!!


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