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贈りたいのは気持ちです。

今週の水曜日、
その日が最後の授業だった大学の教授に
いつもお世話になっているお礼でプチギフトを渡した。

買った時も渡したときも、うれしい気持ちになった。


あれは高校1年生の時だろうか。
初めて兄に誕生日プレゼントを買うことに決めて、
私はキャップを探していた。

それも、その年の私の誕生日に兄が突然映画のDVDをくれたからだった。
「俺がすきなやつだから」、と。
観たとき、一度で私の大好きな作品にもなった。

私が見つけたのは3000円くらいのキャップで、
その当時の私にはいいお値段。
友達への誕生日プレゼントでも、1000円くらいを目安にしていたので
結構悩んだ。

けど、兄なら、この人になら使ってもいいと思った。

それが、高1の春。
その人のためにお金を使うことが嬉しいと思える相手がいるんだと知った春だった。


それから、何かを渡したいと思う相手には惜しまず自分のお金で贈り物をすることにしている。
そういう時に使うお金と、仕方なく渋々払って何かをするときのお金って、本当に価値が違う気がする。
お金というものの概念がようやく分かってきた大学生です。笑


今日も、高校時代の先生に会って、遅ればせながらの誕生日プレゼントを渡しました。
ほんとうに少しなのに、金額もかかってないのにとても喜んでくれた。
「5万円分くらいの価値があるよ!!」
なんて調子のいい冗談を飛ばしてくれた。

やっぱり買ってきてよかった~。
元教え子に渡されるなんて重いかな?なんて思ったけど
渡してよかった。

そして何より、久しぶりに先生とお話しできて元気もらえました。
たまたま会えたほかの先生とも懐かしい話して、
元気してる?とか、先生が大学生だった時の話を聞いて。

教師と教え子という関係性もそのまま、
私も先生と同じように大人(になりかけ)の一人として
お話しできて、大人になるのも悪くないと思えた。


言葉で表すとか、行動で示すとか、
思っていることを伝える手段はいろいろあります。

どっちがいいとか悪いとかあるけれど、
きっとちゃんと気持ちが伝わっているかを
確かめて、伝える気持ちを示すのが大事なんだろう。


私と出会って守ってくれて支えてくれたあの人たちと
これからも会えますように
話せますように

心があたたかくなった今日でした。

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