野菜の病気対策「抵抗性品種植付け・事前予防・健全育成」が最優先!

野菜の病気ですが「うどん粉病」は人でいうなら糖尿病によく例えられますが、即死はしないものの徐々に光合成しなくなり、最後には枯れ死してしまいます。

一方、キュウリ、ネギなどで発病する「べと病」は感染力が強くアッという間に、樹全体に広がり致命傷となることもあり恐ろしい病気です。

トマトなどで発病する「ススかび病」は最初に見たときはびっくりです。野菜栽培1年生の時はそんな病気があるなど知識がありませんからね。

いずれにしましても、今ほど厳しい経営情勢となりますと、野菜栽培の問題は何が何でもクリアしていかなければなりません。野菜の病気はあらゆる悪要因が重なって発症すると思われ、対応が難しいと感じています。

これからの課題として、過去経験したこととや現在、調べてみてそれらの原因と対応策をまとめてみます。

べと病(感染力強力)

①キュウリ
・予防薬散布【サンボルドー】「有機栽培対応農薬」
事前に定期散布で効果があるようです。
わたしの場合、病斑が出て気づき後で後悔することが多くキチンとした対応が必要です。

・病斑の出ている葉を摘葉
病斑が出た時点で葉を摘んでいくというものです。
早い段階での処置で伝染が防げるかも知れませんね。

・肥料を切らさない
 株、樹全体が弱ると病気にかかりやすくなります。早め早めの追肥が必要のようです。
 
・抵抗品種の作付け
地這(青長地這・霜不知地這)、四葉大和三尺、ときわ夏節成キュウリに抵抗性があるようです。(園芸新智識・タキイ最前線2022秋種特集号・特別付録)。今年はぜひ検討してみたいです。

②タマネギ
さいきん私の地域でよく見かけるようになりました。ちょうど玉太りがし始めて頃の発病をよく見かけます。一度、発病した畑には菌が残るといいますから、その近くでの連作は絶対に避けなければいけないですね。
わたしの場合は収穫が遅い品種は収穫が梅雨時期にはいりますので、極早生か早生種しか作付けしません。今まではべと病の被害に罹らずにきたように思います。べと病に罹ってもすでに収穫時期に入っていて、被害を免れたかも知れません。

トマトのススかび病
最初に見たときはびっくり。実までススが付いたように黒く汚れて見えました。ホントびっくりです。ビニールハウスの促成栽培でよく発生するそうですが、さいきん発病は見られなくなりました。密植で湿度が高いと発症しやすいようです。アブラムシ、コジラミ対策も考慮して今では疎植に植付けしています。

つづく

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