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『パペット•マスター』(1989)

デヴィッド・シュモーラー監督の人形ホラー映画。
このシリーズはカルト映画界で絶大な人気がありなんとシリーズが15作品もあり、うちシリーズ7、10、11、12、13、14、15は日本未公開。

あるホテルで、人形に命を吹き込むことの出来る人形師が人形をホテルの一室に隠し自殺をした。数十年後、4人の霊媒師がかつての友人であるニールによってこのホテルに導かれる。がしかし、当人のニールは4人が到着する前に自殺を図っていた。ニールの妻はこの4人をホテルで持て成すことになるが、霊媒師のダナによって、ニールは財産目当てで結婚したのではないのかとからかわれる。というのもニールの妻ギャラガーの両親はこのホテルを経営する経営者であったからだ。

生前、ニールはホテルを改装するといい、あちこちを壊して回るがある日を境にピタリと工事をやめてしまい、部屋にこもり謎の研究に没頭するようになったのだ。
この4人は、ニールが古代エジプトに伝わる人形師の秘密を知り自殺をしたのだと思っていた。

そしてホテルに泊まる4人に襲いかかる、悪夢が幕を開けることになる。
死んだはずのニールが棺桶から移動し椅子に座っていたり、数十年まえに人形師が隠した人形達が襲いかかる。
ダナを含めた霊媒師3人は人形たちに殺され、
残った霊媒師のアレックスとニールの妻ギャラガーにさらなる恐怖が襲いかかる......。

この作品も今のところサブスクでは見れないからVHSで購入してやっとのことで視聴した。(サブスクでリメイク的なやつは見れるっぽいけど、大分設定が違うみたい)

シリーズが15作まで続く大人気カルト映画なだけあって見応えがある作品で、人形を扱った作品でもおそらく『チャイルドプレイ』を抑えて、個人的にはナンバーワンにふさわしい人形ホラー映画だと思う。

なんと言っても人形(パペット)達が個性豊かなところが魅力的だ。
全部で5体で、それぞれ特徴がある。

「ブレイド」
おそらくパペット達の中のリーダーであり1番頭のきれるパペット。片腕フック、もう片方がナイフで、見た目も1番こわい。

「ジェスター」
顔が回転して、表情が変わるパペット。
特に何かするわけではないが、固まったような表情が移り変わる様は不気味だ。

「ピンヘッド」
大きな手に小さな頭が特徴的なパペット。
終盤生き返ったニールに頭をもぎられるシーンが印象的。

「リーチウーマン」
おそらくコイツが1番不気味でグロいパペット。
なんと、口からヒルを吐く。あぁ〜気持ち悪い。

「トネラー」
頭がドリルになっているパペット。
現実世界に存在したら、1番厄介で実害のあるパペット間違いなし。

「チャイルドプレイ」とは明らかに違う部分があり、それは終盤にパペット達が結果としてアレックスとギャラガーを助けるところだ。
本来は心優しい人形なんだなぁと思わせてくるが、何でその見た目にしたんだろうという疑問も湧いてくる。(ナイフやらドリルやらなぜかヒルやら)まあ結果としてそれが役に立ったから良しとしよう。笑

シリーズを全て網羅したいと思ったけど、日本未公開が多すぎてショック。こんな面白いんだからせめて、日本字幕付きでDVDかBlu-rayは出して欲しい。
ゴア描写は比較的少なめなので、グロ苦手な方でも見れます。ホラー要素もあっておすすめ。

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