図書館のはなし

昨日は図書館へ行った。週末は、必ず行く。以前から、図書館にはどうして行列が出来ないのだろう?とおもっていた。タダで本が借りられるし、ボーっとしていてもよいし。何より、多くの人間の精神史が、図書館に凝縮されているのだ。行かなくちゃ損でしょう。でも、いついっても、わが図書館は、がらんとしている。だいたい、お年寄りが多い。若い人は、あまり見かけない。残念なことだ。さて、わが図書館には、柳田国男全集もあるし、折口信夫全集もあるし、司馬遼太郎全集もあるし、世界文学全集、日本文学全集もある。1日いても全く、飽きない。さて、昨日借りてきたのは2冊。筑摩書房から出ている日本文学全集から、「現代詩集」「葉山嘉樹・小林多喜二・徳永直集」を借りてきた。「現代詩集」を借りてきたのは、もっと詩の勉強がしてみたいから。詩の世界は、多様だ。自然の美しさを表現したもの、社会にたいする違和感を表明したもの、などなど、いろんな表現スタイルが、ある。もう1冊、葉山嘉樹らの本を借りた理由は、昔の労働者たちの生き方に、胸をうたれたから。熱い、いのちの息吹きを感じたから。どこか、不器用な文体も、魅力的だ。そんなわけで、今日も図書館へ行こうとおもう。みなさんも、ぜひ!

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