一回目の卒業論文

最初の4年間の大学生活について徒然書いていきたいと思います。
昔から自分から決断することがなくて流されるがままに生きていた私が大学に放り込まれたらどうなるかちゃんと考えるべきだと私は今でも後悔してます。
「何でもしていい」大学で「何もしない」選択をした私はどんどん周りから置いていかれあっという間に孤立しましたね。一応下宿先に来て遊んでくれる友人もいましたが彼らもサークルとかバイトとか充実してて私とは違う人間なんだなと思いましたね。そんなわけで初っ端から人間関係の構築に失敗した私はバイトもサークルもせずに4年間を送りあっという間に無気力受け身人間になりましたね。
一応講義には毎回出席してましたから留年はしませんでしたが虚無虚無プリンな大学生活で得られるものなんて何もなく就活も全滅し地元の薬学部に通いなおしたというわけでした。
そんな喜怒哀楽が欠けに欠けた私ですが大学の卒業論文は楽しかった記憶があります。
その論文の内容ですが

ちりめんモンスター(通称ちりもん)というものです。
ちりめんじゃこって大量の魚からカタクチイワシだけを抽出してそれを加工して売っているのですがちりもんはその抽出前の状態のものですね。


画像のようにタツノオトシゴは発見できませんでしたが鯛とかヒラメみたいな高級魚も小さい状態で発見できて宝探ししている感覚でワクワクしながら漁っていました。
調べてみたい魚を取り出してヒレを破片を砕いてPCRでDNAを増幅してDDBJと呼ばれる海外サイトで一致してるデータと照らし合わせる、それで魚を特定し何でどこからこの魚が採取されたのか考察する、という流れでしたがいろんな魚が見れて楽しかったですね。
1つ懸念に残ったのはチンアナゴっぽいものがいたのですが調べても遺伝子情報が最高で87%しか一致せず(99%じゃないと基本ダメ)結局あの魚は何だったんだと思う所はありますね。
もう大学を去ってから何年も経ちましたし今更OB面で顔を出す気もありませんが謎が解明されてるといいなあ


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