【エッセイ】誰もができる本の出版
この度、自著『バックミラーの残影』をできる限りの手づくりで自費出版しました。リーズナブルな価格ででき上り、製品を手にしたときは満足感でいっぱいでした。
せっかくですので、私の取り組んだ本づくりの顛末を記しておきたいと思います。
書籍化の動機
いたって単純です。文章を書いたのだから、紙の印刷本にして喜びたいということです。今は、kindle版もありますが、何といっても本といえば紙でしたから。
本づくりの手順
そんなに大げさなことではありません。もっぱら出版社の仕様にしたがって、パソコンを操作することになりました。ワードの操作方法等分からないことは全部ウエブサイトにあるんですね。驚きました。調べる根気さえあればなんとかなるんですね。
① ワード縦書きで原稿を作る。
表紙を除いた部分、扉とか目次とかのすべてを自分でやりました。文字の大きさや字体とかレイアウトとか一切です。いわば本の体裁です。
1ページにつき38文字の15行で原版を完成させました。
ページ連番については、扉から1ページですが、本文までの4ページは空白にするとか苦労しました。ワードの操作で色々できるんですね。
② 表紙を出版社の求めるパワーポイントで作る。
本はb6版にしたのですが、表紙の寸法が決まっており、背表紙を真ん中に配置するなど艱難辛苦でした。それでも背景に自撮りの写真を入れたり、何とか様になるのができたと思っております。
③ できた原版を出版社のサイトにダウンロードする。
サイトに入らず修正したりで、終にすべてが入った時は、ほっとしましたね。出版社にはワードもパワーポイントもPDF化が求められていました。
出版の諸手続き
原稿が決まれば、その後は出版の諸条件を入力し、それが終われば、出版社の審査を経て、通販会社アマゾンの審査を経て、1か月ぐらいで出版の運びとなりました。アマゾンのサイトにアクセスし完成した出版本の概要をぜひご覧になってください。
以上が本出版の経緯です。作品を書いたからには何らかの結果が欲しい。本執筆という事業の完成を形あるものにしたいとのささやかな望みを実現しました。