風の吹くまま、気の向きままに 9 (自著『学園の事件簿』から)
創作大賞に応募しようと思って、ミステリーと思しき短編の七作目を書き終えました。この辺で区切りをつけようと私なりに評価反省をしてみました。大まかに分類すると、学園の美術品の亡失、損壊事件が『家族のきおく』と『消えた名画』の二作で、生徒の所有物に絡むものが『秘密のペンダント』と『私が本当のゆりえ』の二作です。後の三作は生徒の行為にかかわるもので『ボールのゆくえ』と『先生たち江戸を走る』それに『にんぎょの海』です。
事件については、学園ということもあるので大それた犯罪とはし