死者数、出生数、婚姻数の推移

2012~2021年の死者数、出生数、婚姻数の推移を以下に示し、一次直線でフィツティングを行いました。フィッティングの範囲は2012~2021年で引いた場合と、2012~2019年で引いた場合(コロナ対策の影響を評価するため)の二種類を用意しました。

上記の結果から差分を求めましたので以下に示します。

死者数は両フィッティングでそれほど差はなく、2020年は差分マイナス、2021年は差分プラスでした。2020年のマイナスに関しては、コロナ対策の効果だとかウイルス干渉だとか言われていますが、何が正しいかはまだわからないようです。2020年がマイナスに振れた反動で2021年はプラスになったと考えられます。
出生数は両フィッティングで2019~2021年の差分がマイナスであり、2012~2019年でフィッティングした方がマイナスが大きくなっていました。両フィッティングの結果から言えることは、出生減傾向の増大は2019年から始まっており、コロナ対策が特別な影響を及ぼしているわけではなさそうということです。
婚姻数は両フィッティングで2020~2021年は差分がマイナスであり、2012~2019年でフィッティングした方がマイナスが大きくなっていました。両フィッティングの結果から言えることは、婚姻減傾向の増大は2020年から始まっており、コロナ対策が影響している可能性があります。

同じことを2001~2021年の範囲で行いました。結果を以下に示します。

次に差分を求めたので以下に示します。

死者数に関しては、両フィッティングで2020年のマイナスが大きいことがわかりました。
出生数に関しては、両フィッティングで2019~2021年のマイナスが大きいことがわかりました。
婚姻数に関しては、両フィッティングで2020~2021年のマイナスが大きいことがわかりました。
いずれも2001~2019年でフィッティングした方がマイナスが大きく出る結果となりました。
出生減傾向の増大は2019年から始まっているので、コロナ対策が特別大きな影響を与えているわけではなさそうです(2019年に比べて2020~2021年の方が差分マイナスになってはいますが)。婚姻減傾向の増大は2020年から始まっているので、対策の影響が考えられます。これらの結論は、2012~2021年の範囲で見た場合と同じでした。
対策云々という前に、20年以上出生数と婚姻数が一定の傾向で減少していくことが最も大きな問題であることは言うまでもないですが。
今年の2022年ですが、死者数はかなり多いので差分はプラスに振れると考えられます。出生数、婚姻数に関しては、いずれも差分マイナスになると考えていますが、死者数ほど傾向(一次直線)から逸脱することはないだろうと推測しています。

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