コミュニケーションが生まれる場所

 今日はぶらぶらと近所を散歩して、銭湯に行きました。一人暮らししてから通うようになった銭湯で住宅街の中にひっそりと、でも確かな歴史を感じさせる雰囲気が好きです。
 散歩していると無意識にたどり着いてしまう場所がもう一つあって、それが公園です。公園のベンチでボーっとするのも好きです。
 どうして毎回この二つのどちらかに行ってしまうのかなーと考えてみると、地域の人同士の会話があるんじゃないかと思いました。
 銭湯の素敵だなと感じるところの一つに店主の方と常連客の方が話している雰囲気があります。  
 公園でボッーとしている時もついつい周りの会話に耳を傾けてしまいます。
 ほんとに些細な会話なのですが、そういう場所じゃないと地域の人同士の会話が交わされる様子を見ることがあまりないと感じます。


 農大生なので食と農につなげてしまうのですが、コミュニケーションが生まれる場所としてほしいのが商店街です。
 お店の人との会話は食育の観点から大事だと思います。その日市場から仕入れたものを売ることで鮮度のいいものを食べれます。また食材のプロから食べ方や豆知識を聞くことは食材や生産者の理解を深めることに繋がります。生産者と消費者の距離が開いてしまうからこそそういったコミュニケーションが生まれる場所を大切にしたいと思います。

 シャッター街が問題視されていますが、価値観の多様性が認められるようになり大型のスーパーやショッピングモールよりもより細かいニーズに応えられる個人商店や商店街の需要はこれから伸びていくんじゃないか。そんなことをお湯につかりながら考えていました。


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