元首相銃撃事件から一年までに動画公開予定

もうすぐ6月も終わります。早いものです。
去年の今頃は、参議院選挙の期間でした。野党自体が分裂気味で突入し、また与党圧勝が目に見えるかのようだったのを、思い出されます。
その中で、まさか、元首相殺害事件が起こるとは。その時のことを思い出されるものです。

当時はバイトを三つ掛け持ちしながらの生活で、テレビを持っていませんでした。
初めて映像を見た時、寒気を覚えたのを思い出します。何故なら当初、容疑者は元海上自衛隊の男ということで、シビリアンコントロールが効かなくなったのかと思ったからです。無論、想起したのは戦前の軍部官僚による革命運動、クーデターに他なりません。

銃撃直後の映像は飲食店で、その後の報道は福祉施設にいた時でした。夕方から夜にかけての報道を見て、また寒気を覚えました。
まだ首相が亡くなっていないのにも関わらず、御通夜の時のような報道をしていたからです。こんな速報が何故できるのでしょうか。
もう助からないと「見切った」上で、視聴率稼ぎにやったのです。そうとしか言えないでしょう?
この軽薄さ。自身にはまた戦前に戦争を煽った節操のないメディアを想起させました。
今のメディアは戦前の反省を全くしていない事実。ドイツの新聞はナチスを書き立てた罪として軒並み潰され、戦後ゼロから始めたのに、読売にしても朝日にしても、さも当然のようにメディアとして存在しているという気持ち悪さ。
まぁ8月15日は「敗戦」ではなく「終戦」と言い換えているので、日本人としてはこの軽薄さは当たり前なのかは分かりませんが。
けど、それにしても御通夜報道は元首相死亡確認後でいいでしょう。映像をメモリアルに編集するのに、二、三時間費やしたのか、元ネタとして保存していたか知りませんけど。

その後、数日を経て、銃撃事件を起こした山上容疑者は統一教会への強い恨みを動機としていたことを知り、天でも仰ぐかのような気分になりました。
当初、この動機はSNSで広がり、追ってメディアが報じるようになりました。当初、メディアは隠そうとしていたのです。統一教会というワードがタブーだったのでしょう。
自身は統一教会とは関係ない宗教の出身ですが、政治と宗教の距離感について、考えさせ続けざるを得ない人間です。
街頭に立つ統一教会の青年達と、宗教活動の中で会ったことが、唯一生々しい経験とは言えましょうか。「彼らも宗教の子なのだな」と思ったものです。合同結婚式で祝福二世という存在がいるのは、知っておりました。
この宗教の子は、あの事件後に別用語となりました。所謂、『宗教二世』です。自身は良い用語だと思いました。この用語にはカルト宗教とか伝統宗教とか、日本人の固定観念による区別を感じないからです。

あの事件から一年が経とうとしています。自身はこれを期に、動画を出そうと思いました。
今も署名活動は、続けていますが、それに関わるものです。というよりも、それが出発点と言ってもいいかもしれません。
「触らぬ神に祟りなし」は何処までも間違っているのです。またそれを基に、政教分離を説くのも間違っています。
何か大きな事件が起きた時、個々の心情や信条と、矮小化させるのを、我々日本人は良い加減やめませんか。そういう想いです。
最後にまた、署名のリンクを貼って、終わります。

https://chng.it/sKN5wG5PZ9


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