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今日のごはん:切り餅とクリスマスチキンの手羽先で、七草粥代わりの参鶏湯風とろとろスープ(1/7)

年が明け、日中は温かいが朝晩の冷えがぐっと厳しくなった。この時期はやはりスープや煮込み料理が恋しくなる。特にとろみがあって生姜やねぎの香りがすると身体が温まる感じがする。
という訳で、お正月用に買った切り餅ひと切れ(約50g)と、クリスマスに一羽買ったが食べ切れず冷凍していたローストチキンの手羽先を使ってスープを作った。煮るととろけるお餅に、旨味が出て脂とボリュームのある手羽先、想像しただけで美味しい。
そう言えばこれは参鶏湯的な組み合わせ。ということは、それに近い食材や具材を組み合わせれば、より身体に効く一品になるはず。

思い付いたのはやはり煮ると柔らかく、餅のとろみや鶏の旨味が絡みやすい大根と白菜、味のベースに生姜とねぎ(中華粥の作り方をイメージ)。参鶏湯ならくこの実やなつめが入るがもちろんないので、代わりに大きな梅干しを1つ入れることにした。梅が入ると手羽先は柔らかく煮え、味も喧嘩しないし消化も良い。
梅が入って俄然和風のお粥っぽくなって来た。そう言えば大根(スズナ)も白菜もねぎも入るしなんだか七草粥にも似ている。いかにもデトックスになりそうだし、今年はこれが七草粥代わり(もう数種類菜っ葉を足せば七草になりそう)ということで!と最後に三つ葉ものせてみた。

とろっとろです。一杯食べるとぽかぽか

《七草粥代わりの参鶏湯風とろとろ切り餅スープ》レシピ:作りやすい分量
①長ねぎの青い部分10cm程度は斜め薄切り、生姜適量は細かなみじん切りにする。にんにく1/2かけは包丁の腹でつぶす。
②白菜(食べたい量)はざく切り、大根5cm程度(やはり食べたい量)は皮をむいていちょう切りに。
③切り餅1個(約50g)は1cm角程度に切る。手羽先は今回加熱済のものを使ったが、生の場合は熱湯を回しかけて湯引きしておく。
④厚手の鍋にごま油少々を敷いて①の香味野菜を香りが出る程度に軽く炒め、②の野菜と③の手羽先と餅も加えて全体をなじませ、水3カップと鶏がらスープの素小さじ半分程度、好みで梅干し(できれば白干し)1つを加えて蓋をして強火にし、煮立ったらごく弱火にして鶏が柔らかくなるまで20~30分煮る。途中足りなければ水を足す(1カップ足しました)。
⑤味をみて足りなければ塩、こしょうで整え、三つ葉やねぎ等お好みの薬味を添えてできあがり。

文句なしに美味しい。ひとくち飲むとお腹からぽかぽか温まる感じがして、生姜の香りも良い。
とろとろに煮溶けた餅を柔らかな白菜と大根が受け止め、手羽先はほろほろに煮えて軟骨まで食べられる。でも一番美味しいのはやっぱりスープ。手羽先からとても良い味が出ているが、だしにするには少し足りなかったため丸鶏がらスープの顆粒を少々加えて補った。味付けはそれだけ。梅からも塩が出るので程よく優しい塩味になる。季節を問わず、時々作っても良さそうな飽きの来ない味だ。

忙しさにかまけてつい買ってしまった(でも一度は食べたかった)ホテルニューグランドのローストチキン、美味しかったが残りをどうしよう(特に手羽)…と思っていたので良い活用ができてうれしい。

買って来た状態がこちら。濃厚なポテトピューレとグレイビーソースもたっぷりで、しっかりしたホテルのショッパーに入れて手渡してくれる。ずっしり重い
この迫力なので夫婦2人では食べ切れず、部位別に小分け冷凍。この左右の手羽を使用

餅はこれまでグリルで焼いていたが昨年焼き網を買い、使ってみたらなんとまあ美味しい!絵に描いたようなかわいい膨れ方をするし、ところどころ焦げたところもカリカリと煎餅みたいでこれまた美味しい。焼けて行くところを見守るのも楽しい。網良いなあ。

そんな訳で、お餅が半端に余ったら、身体の芯から温まるとろとろスープ、いかがでしょうか?

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