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日本全国魅惑のローカル梅たち

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ひとくちに「梅(梅干し)」と言ってもその個性や味わいは育った地域や品種により驚くほど多様。 梅仕事を始めて出会った全国のかわいいローカル梅(2024年1月現在自分で漬けた、食べた…
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#高田梅

「梅わり器」で青梅を割る~今年もやって来た会津の青いダイヤ、高田梅を割って塩漬けと甘漬けに(2024高田梅その1)

昨年手にしたローカル梅の中でもお気に入りのひとつ、会津特産の「高田梅」。青いダイヤと称されるが、どちらかと言うとダイヤというよりゴルフボール。まんまるでごつごつとした野菜みたいな個性的な梅で、その固さから梅漬けにするとカリカリ、シャクシャクと心地よい食感に仕上がる。 そしてその特性故に、高田梅を扱う際には避けては通れぬある作業が発生する。それは 梅を割る。 梅の割り漬け自体はさほど珍しくないので、梅仕事というと毎年梅を割っておられる方も多いかも知れない。 だが高田梅は大

会津の梅、高田梅ふたたび(完熟高田梅その1)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年7月3日) メルカリでお買い得価格を見つけて買ってしまった。高田梅はまだ固いのを梅漬けにして気に入ったので、完熟も試してみたくなったのだ。 熟しているのでいくらか傷みもあるものの、注意深く洗って梅干しを目指してみる。 塩はいつもの鳴門の塩とシチリアの塩を混ぜ(途中で鳴門の塩を使い切ったから)、全体で15%弱。実も大きいし(だいたい平均5cm弱)、高田梅は青梅の時にだいぶ苦戦

高田梅甘漬けの本漬けと塩漬け・甘酢漬け完成(高田梅その3・青梅完成編&後記あり)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年6月19日) 酢に漬けた高田梅1)を本漬けする日がやって来た。 5日間酢に漬けた高田梅はごつごつした野菜感が抜け、果実らしい柔らかさになっていた。――が、割り難かった。 それでもどうにか970gを割り、袋に移して氷砂糖と酢、赤紫蘇を入れたのがこちら。 教えて頂いたレシピでは、梅・下漬け用の酢・氷砂糖は全て同量だった。 <参考>教えていただいた元レシピ ・梅 4kg ・米

会津の"青いダイヤ"、日本一大きな梅、高田梅の梅漬けを塩なしで漬ける&梅を割る(高田梅その2)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年6月14日) 前投稿に続く1kg弱×2箱の高田梅、漬けた内訳は以下の通り。 1)売り手の方に教えていただいた甘漬け:970g 買ったばかりの2リットル瓶にぴったり収まった。これは洗ってなり口を取った梅に、米酢(頂いたレシピには「ミツカン酢」と書かれていた)900mlを注いだ状態。 酢!?丁寧に書かれたレシピを見て驚愕した。 これまで漬けて来たレシピに大量の酢を使うものはな

会津特産の"青いダイヤ"、日本一大きくて美しく、そして固い高田梅来る(高田梅その1)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年6月14日) 会津特産の梅、高田梅(たかだうめ)の青梅を買った。 入手方法はやはりメルカリ。助かる。 少し前から、特定の地域で生産されるローカル梅を探すようになった。 特徴や地域等からいくつかの品種に目を付け、その一つが高田梅だった。特徴は以下の通りである。 別名「青いダイヤ」 ゴルフボール大ほどの大きさがあり、種が小さく果肉が厚いのが特徴の日本一大きな梅です。 別名「青