快楽は負の代償

生きていたら当然ある嫌なことを癒やすために快楽で誤魔化す。
いつからか、そんな生き方しか出来なくなっていた。
これだけ傷付けられたのだから、相応の快楽で癒やす必要がある。
それが当然であり、相応の快楽が得られなければ、牙を剥く。
しかし、根本的な解決には至らない。
そもそも負の要素は消えていないからだ。
この世は天国ではない。どちらかといえば地獄だろう。
その様な概念があること自体がその証明だろう。
苦しみはあるのが当然であり、それを快楽で忘れる。
人間はモルモットと変わらない。
このラットレースから抜け出すには、自殺しかないのだろう。
しかし、恐怖が邪魔をする。
快楽は麻薬だ。手を出せばまた欲しくなり、金が必要になる。
ディールするジャンキーと何ら変わらない。
人間の世界は、負と快が入り交じるカオスだ。
出口のない闇の中を藻掻きながら泳ぐ。
疲れたら底まで沈んでもいい。
二度と浮かばなくてもいい。

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