見出し画像

住育つぶやき48 手すりと向き合う

家につける『手すり』。 どんなときにどんなカタチで利用されているのか、見ていきましょう!

ひとえに手すりと言っても、さまざまな場所で適切なタイプや種類があります。ざっと見ていきましょう!


●動作の補助になる手すり

玄関で靴の脱ぎ履き、扉開閉など…段差や不安定に動くモノのそばに手すりがあれば、体はより安定するようです!

『縦手すり』があると『握る』動きを助けてくれるでしょう。

玄関段差 事例
扉開閉時 事例


●移動するときの手すり

階段の上り下り、廊下歩き、スロープ歩きなど姿勢を維持したい箇所で手すりは活躍できそうですね!

横手すりがあると、『支える』動きを助けてくれるでしょう。

横手すり 事例


次に…『斜め手すり』があると、『摺る』動きを助けてくれるでしょう。

階段 事例
スロープ事例


●動作と移動を組み合わせた手すり

便器の立ち座り、浴室内の移動や立ち座りなどでは、縦手すりと横手すりを組み合わせて設置したりします。

トイレ縦横組み合わせ事例
浴室事例



●手すり以外も手すりになる?

やみくもに家の中に手すりがあれぱ良い訳ではないと思います。使い慣れた家具やテーブルなど、これで?って感じるモノが手すり代わりになっている事は意外に少なくないと感じるからです。

頻繁にお部屋の模様替えで家具移動されるご年配の方は少ないのではと思いますので、住み慣れたレイアウトで家具が手すり代わりとなり、体が安定する、動作が安定する、といった役割を果たせるのならアリではないでしょうか。


●屋外手すりで大切なポイント

室内手すりの多くは『木』がイメージしやすいですが、外に設置する手すりは木でいいでしょうか?

木は一般的に雨や雪に暴露しての使用は向きません。早くに腐ってしまいますね…。

鉄はどうでしょうか?錆びにくいアルミやステンレス製が望ましい一方で、手で触る環境では、寒い時期に触れるとヒヤッと感じませんか?
ひと工夫必要そうですね!

そこで…家の屋外に使用する手すり材料には「耐候性樹脂」という製品もあります!アルミやステンレスよりも触って冷た過ぎないため、採用しやすさがあります。

耐候性樹脂の事例

家の屋外階段や敷地段差に手すりがあっても冷たく感じれば触りたくなくなるのは自然なことです。人が様々なモノに触れることで『冷たい温かい』を感じる視点は、手すりには大切そうですね!

耐候性樹脂製 屋外用事例


●最後に…

手すり設置には、一番安全に使ってほしい方にあわせてつけるのが多くなるでしょう。その際には、誰か特定の方のために付けた…をなるべく意識させないような話の仕方も大切らしいですよ。

私をフォローしていただいた方の貴重でためになる記事、是非ご覧いただきたいです!

ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?