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高校受験で意識した方が良いこと

1:何ができて何ができないかを把握する

よくいらっしゃる生徒さん・保護者さんは「とにかく勉強します、させます」という方が多いです。
保護者さんはおそらく自分自身がそうしてきているから子供にもそのようにされていると思いますが、大切なのは「点数を上げること」であり、勉強させることではないので、勉強時間などはターゲットが定まってからの設定になると思います。
まずは得意は何か?という把握をおすすめしています。
その際に「得意科目」はNGです。
例えば社会を例に出させていただくと「社会得意です!歴史だけですけど!」
そんなのダメです、社会の大枠3つの単元のうち1個しか完成していない状況で「得意」にはなりません。
把握すべきは「得意単元」です。
各科目で「得意単元」は何かをまずグリップして、そこへの投資時間は最小限にします。
そして投資すべきは「得意でもないし、嫌いでもない単元」です。
「苦手な単元」じゃないの?と思いそうですが、苦手単元に時間をかけることは大事ですが、今まで時間を投下した結果、苦手なのでは?ということを考えるとしっかり時間の使える長期休みでやるべきかなと思います。
なのでまずはどっちつかずの単元から修正させることを話す機会が多いです。

2:質が先か、量が先か

いろんなビジネス書や有名人の方がいろんな見解をされているので、ここで記載する必要はないかもしれませんが、圧倒的に「量が先、質は後」です。
たまに生徒さんでも保護者さんでも「効率よく勉強してほしい」というご要望をいただきます。
世の中にはたくさんの勉強法があり、どれがその方に合っているかはやってみないとわかりません。
単語練習1つでも「書いて覚える人」もいれば「見て覚える人」もいます。
間違いなく言えることは「楽な方向に流れる」ということです。
生徒さんで多いのは「量よりも質が大事なんで、理科だけやりました!」
大体私の返答は「理科をあなたの判断で勉強したことは素晴らしいよね!ただ理科で10点上がって、他の4科目で5点ずつ下がったら-10点だけどどう思う?」です。
あくまでトータルの点数を上げるためには「バランス良く、量をかける」ことが必要です。最初のうちに効率化を重視してはいけません。
それは量をこなした人間の言葉です。

3:国語の考え方

文系が得意な生徒さんが多いのが「国語で90点取りたいです!」
個人的には英語や社会は知識を完全にすれば高得点が狙っていける科目だと思っています。
ただ国語だけはあまり首を縦にはふれません。
理由は「相性」「当日のコンディション」に一番左右されてしまう科目だと感じるからです。
入試当日は当たり前ですが緊張しています。慣れていない空間でいきなり力を発揮できるかどうかは正直ギャンブルだなと感じています。
その中で正確に読み取ることができるか、正確に書き取れるか、時間配分は大丈夫か・・・
スタートの科目なのですが、処理しなきゃいけないことが山のようにあるんです。
そのハードな環境の中でミスできる点数は10点です!
結構きついです。
ならば少しバッハを持たせた状況で80点あたりを目標ラインにしておいて気持ちの余裕を持たせた方が最終的な結果は良いように感じます。
なぜなら次の科目が数学なので、メンタル面が一番出やすく、差がつきやすい科目だからです。
国語は得意でも国語で他の科目をカバーすることはあまり考えない方が良いかもしれません。

まだまだ沢山ありますが

正直生徒さんの特性によって分岐点は沢山あると思っています。
今回ご紹介した内容はよくあるお話をざっくりまとめてみました。
機会があればまたこのシリーズでご紹介できたらいいなと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます🙇

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