ローンを初めて組む。 その緊張を味わったことのある人は そう多くないと思う。 その頃には無人契約機がメインになっており よくテレビやドラマで見られるような 対人の窓口で契約するという事は中小消費者金融、いわゆる街金でもない限り 少なくなっていた(後に行くことにはなるが。) しかしながら普通に生活していたらまず入る事は無いし、あからさまにいかがわしい雰囲気たるや 田舎の人気のないところに設置されているエッチな自動販売機並みの無人契約機に、 今しがた二十歳になったばかりのガキ
パチンコ屋で毎日姿を見る輩に打ち子に誘われ それからはいつも行動を共にするようになる その頃はコンビニでの夜間バイトをしていた バイトは朝8時に終わる。そこから打ち子。 バイトのない日には朝6時の整理券をもらいに パチンコ屋へ行く日もある。 いつしか僕の1日は48時間になっていた。 バイトに行ってパチスロをして 2日にいっぺん寝る そんな感じだ。 学業の方はもちろん疎かになる。 学校にもほとんど行かなくなっていた。 まぁそれには他にも理由があるが。 打ち子の内容とし
きっかけはギャンブル。 今思えば大分馬鹿な事をしたものだなぁ 18歳から19歳へと変わるときは皆 ある程度の背伸びはするものだ。 それまで部活動に励んできて世間知らずな自分は 高校を卒業し、ある程度制限の緩くなる19歳へと 年齢を重ねる。 ただ、所詮高校生と一年しか変わらない。 さらに歳を重ねた今となっては18も19も大して 変わりがない。 高校生ほど厳しい縛りもなく かと言って20歳の様に法的に認められた権限もない いわば外見は大人 中身は高校生の中途半端な時期だ。
そういえば昔から1発当てられる方法は無いかって色々な事を試してきた。 まぁ最初はパチンコ・パチスロ。 安易に勝った負けたを繰り返し、すっかり脳が焼かれてしまっている生活を繰り返す。 一時期、設定判別や店の設定傾向なんかを真面目に対策してそれなりの成功体験などもある。 実際の話、 パチンコは釘が見ることができて止め打ちなんかもマスターし、 スロットでは完璧な知識を頭に入れ、 毎日データサイトで台の設定状況や傾向を把握、 強いイベント日に並び十分な軍資金を持って臨み、やめ時