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平凡から非凡な日常へ

きっかけはギャンブル。
今思えば大分馬鹿な事をしたものだなぁ

18歳から19歳へと変わるときは皆
ある程度の背伸びはするものだ。

それまで部活動に励んできて世間知らずな自分は
高校を卒業し、ある程度制限の緩くなる19歳へと
年齢を重ねる。

ただ、所詮高校生と一年しか変わらない。
さらに歳を重ねた今となっては18も19も大して
変わりがない。
高校生ほど厳しい縛りもなく
かと言って20歳の様に法的に認められた権限もない

いわば外見は大人
中身は高校生の中途半端な時期だ。
その頃に覚えたスロットは、
それから長きに渡る人生最大の躓きである。

真面目で凝り性、そして負けず嫌いという性格は、勉強やスポーツにおいては誰にも負けない才能になる。

しかしことギャンブルにおいては、
その性格は誰にも真似できない中毒という病の
恰好のエサとなる。

進学し自由な生活を手に入れた僕は
実家にいた頃の死にはしない生活のままの
甘い考えのまま
ありったけをスロットに注ぎ込む毎日を送っていた。

最初はただ勝ってみたい
たくさん出玉を出してみたい
お金を増やしたい
それがハマりにハマったギャンブルの入り口だった。
だから毎日お金の続く限りパチンコ屋へ足を運んだ。
昔は100円玉を使ってパチンコも打てたから
日本のお金が50円以下しかないのかというくらい
に財布の中がカラッカラになるまで

少しでも打てるお金が出来たらパチンコ屋へ
そんな毎日を繰り返していた。

半年も経った頃だろうか
パチンコ屋の常連になってくると自ずと
毎日顔を見る人が増えてくる

色んな人たちがいる。
毎日同じパチンコ屋にいるのにスーツを着てる人
スロットで飯を食っているだろう輩
軍団みたいな人
国から給料をもらっているであろう人
みんなある程度情報交換はしているようだが
ある時その中の一匹狼的な人から声をかけられた

今思えば、いつもお金が無いのにパチンコ屋に行き、さらに投資して無くなればまたそそくさと帰っていく自分はいいカモだと思われたのかもしれない

「打ち子としてバイトしないか?」

これまで漫画やネット上でしか見かけなかった
話であり、お金をもらって好きなだけスロットが打てるそんな甘い話

怖いもの見たさもあり、
軽く考えていた自分の愚かさが今後
何年もの苦労を産むなんてその時は思ってもみなかった。

ある程度の期間打ち子として一緒に行動するまでの間はツルむ時間はあったが

結果として打ち子になる事になった。

そして最終的に自分で借金を背負うことになるのだが、次回からはその打ち子であった時の事を話していこうと思う。

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