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最後の喫煙者

筒井康隆さんの短篇を子供の頃に読んでいたという町田康さんの文章を読み、今の自分にかなりの影響を与えている町田康さんに影響を与えていたであろう筒井康隆さんとは一体どんな小説家なのだろうと思い、タイトルが気になった最後の喫煙者という短編集を読んでみた。
結論からいうと、めちゃくちゃ面白かった。人間ってめちゃくちゃ面白いなと思った。ホントに過剰に描かれているけど人間の持つ排他性、多数派の奢り、妙な仲間意識とか随所に『あ、人ってこういうところあるよね。過剰に面白おかしく書いてあるけど、人間ってそもそもこういう生き物だよね。あんまりろくなことしない生き物だよね。』なんて感じられるので面白いだけではなく、精神的にもタフになれたのであった。最後のオチも完璧でございました。

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