フリーランスのための、いまさら聞けない収入と支出のバランスについて
この記事では、いきおいでフリーランスになった人のために、収入と支出のバランスを整えることについての基礎的な話をしようと思います。
収入と支出のことを改めて考えてみる
「レシートの整理とか、めんどくさい。確定申告期限のギリギリまで考えたくない、仕事だけしていたい」という人が多く、私は、そんな言葉を耳にするたびに心配になります。
そのままでは、将来お金の奴隷になって、自由を奪われるかもしれません。
そんなことにならないために、この記事を参考に、すぐにでも収入と支出のバランスをとるための最初の一歩を踏み出してください。
といっても、この記事には、そんなに難しいことは書いていないのでご安心ください。
まず、収入と支出のことから話をはじめます。
フリーランスの収入とは
フリーランスの収入とは、仕事から得られるお金のことです。
フリーランスの場合、仕事の依頼やプロジェクトごとに報酬をもらいます。しかし、仕事の量や収入は一定ではありません。時には忙しくて収入が増えることもあれば、逆に仕事が少なくて収入が減ることもあります。
フリーランスの支出とは
フリーランスの支出とは、生活費やビジネスに必要な経費など、お金を使うことです。
生活費は食事や家賃、光熱費などの日常生活にかかる費用です。
また、フリーランスとして仕事をするためには、コンピューターやソフトウェアの購入、交通費、マーケティング費用などが必要になることもあります。
定期購入・サブスクリプションの費用もかかってきます。
収入と支出のバランスをとる大切さ
収入と支出のバランスを取ることは、お金を上手に管理することです。
収入が支出よりも多い状態が続くと、余裕が生まれます。
余った分を貯金や投資に回すことができ、将来に向けての安心感を得ることができます。
ですが、これがフリーランスだと上手くいきづらいんですよねえ…。
特にエンジニアは多額の収入が入るので、お金を浪費しがちです。
高めのご飯を食べたり、スタバに通いつめたり、タクシーを使ったりと…
その経験のすべては否定できませんが、入ったものすべて使うスタイルは早めに卒業したいところ。
一生を継続して稼ぎ続ける人生を送る人は、極めて稀(まれ)です。ほとんどの人が、人生のどこかで調子を崩したり、トラブルを抱えたりします。
収入が支出よりも少ない期間は、赤字になってしまいます。
赤字が続くと、生活にも制約が生じるかもしれません。
さらに、生活費のために借金をするかもしれません。
こういったことがないように、収入と支出のバランスをとることがフリーランス経営の一歩目となります。
収入と支出のバランスをとるためのポイント
収入と支出のバランスを取るためには、いくつかのポイントに気を付けることがあります。
会計ツールで記録をする
まず、収入と支出をしっかり記録しましょう。
クラウド会計ソフトのfreeeを使うと、銀行やクレジットカードや電子マネーの収支データが自動で取り込めるので、記録が簡単です。
ちなみに、freeeは簿記の知識がなくても手軽に始められますが、もし簿記の知識があるのなら、MFクラウドも比較して検討してみてください。
ちなみに紹介したクラウド会計ソフトは、IT導入補助金を使うと、2年分を半額で買えます。クラウド会計ソフトの購入を検討している人は、ぜひ補助金を利用してください。
IT導入補助金の申請には時間がかかるので、まず無料でトライアルをしてみるのがよいと思います。
将来の収入の見込みを把握する
次に、収入の見込みをしっかりと把握しましょう。
これは、将来の仕事の見通しやクライアントからの予測報告などを考慮することです。
現金を絶やさない仕組みをつくりだそう
収入が減る時期に備えて、あらかじめフリーナンスなどの請求書を現金化できるサービスを利用しておくとよいでしょう。
フリーナンスは、振込日が将来にある請求書を(手数料は取られますが)すぐに現金化してくれるサービスです。
保険等のサービスも充実しているので、もし「フリーナンスを初めて知った」という人は一度サービスを見てみるといいですよ。
不要なコストをカットしよう
支出を見直し、必要なものとそうでないものを区別することも重要です。
この時にも、freeeなどのクラウド会計ソフトが役に立ちます。
freeeは確定申告のためだけにあるのではなく、日々の無駄を見つけるのにも役立ちます。
総勘定元帳で数字を客観的にみる
レポートの総勘定元帳をみると、勘定項目ごとの出費が一覧で把握できます。
たとえば、通信費、保険料、旅費交通費、会議費、接待交際費
といった項目ごとに、集計された金額が出ます。
この一覧を見て、出費が多いなと思うところをチェックします。
項目ごとに無駄な出費が含まれていないかを検討しましょう。
どんなところが削れるか?
たとえば、モバイルは格安SIMにすることで安くなるかもしれません。
固定電話やFAXはいらないのかもしれません。
使わないサブスクリプションを続けているかもしれません。
(月払いのサブスクリプションは分かりやすいですが、年払いのサブスクリプションを見落としているかもしれません)
保険料は勧められるまま入ったものがあれば、他と比較して見直しをしましょう。
旅費交通費、会議費、接待交際費は、Zoomを使えばわざわざ行かなくてもいいもの、出席しなくてもいいものがないか見直しましょう。
自分で判断できない時は
もし、ご自分で「いる・いらない」の見極めができないときは、家族などほかの誰かに会計データを見てもらって、一緒に考えるのもよい方法です。
ここまでのことを実際にやるだけで、かなり意識は高まっているはずです。
毎月使うお金の額を決める
最後に、毎月使う金額を決めておくことが大事です。
最近は現金が使われることがなくなりましたが、
それでも「毎月〇万円までしか使わない」と決めておくことで、使い過ぎを減らすことができます。
以上のことを実践してみると収支の管理に自信が持てるようになるはずです。
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