坂本倫朗です。
私は常に「経営の相談相手をもちましょう」という提案を続けています。
しかし、相談相手を持つにも、ある程度の知識は必要になります。
共通言語がないと質問もしづらい。
それならば、経営の相談相手を持つというのは、最初は心理的なハードルが高いのかなと思います。
そこで今日は、ChatGPTを経営コンサルにする方法を提案したいと思います。
経営分析もできるChatGPT
ChatGPTは、経営分析をおまかせすることもできる。
デモンストレーションとして、軽く任天堂の経営分析をしてみよう。
次の財務諸表をよみこませて、いいところと、問題点を指摘してもらうとどうなるだろう。
2022年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)
https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2022/220510.pdf
ファイルを読み込ませるにはGPT4を使用する必要がある。
さて、ファイルを読み込ませたうえで、「資料の経営分析をして、この会社の良いところと、不安視されるところ、改善案を指摘してください。」とお願いしてみる。
返ってきた結果はこのようなものだった。
任天堂社からすると大きなお世話かもしれないが、どうか許してほしい(汗)。
あくまでもデモンストレーションとして、経営データを読み込めることをお伝えしたものです。
このように、財務のPDFファイルを読み込んで評価してもらえることがおわかりいただければ、次はその機能を自分の経営に使ってみましょう。
マイ経営コンサルGPTsを作ろう
GPTsに読み込ませるのは青色申告決算書の直近3年分がよいでしょう。
数字の移り変わりも含めて意見をもらううことができるからです。過去三年分の財務諸表を見てもらうのは、生身の経営コンサルタントからアドバイスをうけるときも同じです。
そして次のような依頼をしてみよう
「経営の改善点を指摘してください。」
返ってきた内容は次のとおり(実際の結果です)。
ざっくりした回答である感は否めない。
しかし、このマイ経営コンサルタントのいいところは、「何を聞いていいか分からない」という状態を抜け出すことができる点です。
出てきた回答から、さらに「エンジニアとして売り上げを増やすにはどうしたらいいか」
「どういったことが顧客満足度の向上になるのか」
といったことを聞いていくと、とてもいい。
ChatGPTの回答に不満なら、そこから始めて生身のコンサルタントに操舵してもいい。
質問ができると、実際のコンサルタントにも質問がしやすくなる。
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