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アンケート「不登校。私たち困ってます」ご報告

アンケートについて
2022年11月23日から約1か月半にわたり、私たちは不登校家庭を対象としたアンケート調査を行いました。
その結果、滋賀県内の不登校家庭から351件の貴重な意見をいただきました。

これらの意見を通じて、不登校の子どもたちやその家庭が抱える困難や苦しみ、そして期待する支援について深く理解することができました。




不登校の現状


現在、小学校から高校まで全国で約30万人もの子どもたちが不登校となっています。2016年に通称 教育機会確保法が成立したあとも、不登校家庭の苦しみは軽減されず、学校制度からこぼれ落ちた子どもたちの学びと育ちの保障が充分なされていない現状が続いています。

最近の動向としては、文部科学省から「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)」が2023年3月末に通知されました。
これにより、ようやく滋賀県でも、不登校の子どもたちへの支援に注目が集まってきました。

私たちは、今後もより当事者のニーズに添った施策が進むことを期待しています。


アンケート報告の概要


私たちの目的は、不登校家庭が日々直面している困難を明らかにし、その現状を広く共有することです。

『不登校児童・生徒と家庭の実態調査』報告書にアクセスする前に、以下の事項をご確認ください。

●本報告書本編および別冊『自由記述編』『アンケートの質問と回答の選択肢について』の著作権は滋賀県フリースクール等連絡協議会に帰属します。
●無断転載は固く禁じられています。引用や転載を希望する場合は、必ず事前に利用希望フォームリンク先はこちら】を滋賀県フリースクール等連絡協議会にご提出ください。
●報告書に関するご質問・お問い合わせは、滋賀県フリースクール等連絡協議会までお願いいたします。
●詳細につきましては以下のよくある質問をご覧ください。




 【報告書閲覧はこちらから】
 https://drive.google.com/drive/folders/1-149Y76m2AVWzdaslvu07sXD192OD6aF


※報告書をプリントアウトされる場合は、カラーではなく白黒で印刷されることを推奨いたします。



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よくある質問
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Q.『不登校児童・生徒と家庭の実態調査』報告書の引用・転載をしたいのですが
A.本報告書本編および別冊『自由記述編』『アンケートの質問と回答の選択肢について』の著作権は滋賀県フリースクール等連絡協議会に帰属します。転載や引用を希望する場合は、必ず事前に利用希望フォームリンク先はこちら】を滋賀県フリースクール等連絡協議会にご提出ください。無断での転載および引用、販売等は固く禁じます。発覚した場合は法廷処置を検討させていただく場合もありますのでご了承ください。
なお、転載・引用の際には、必ず滋賀県フリースクール等連絡協議会が作成した『不登校児童・生徒と家庭の実態調査』報告書であることを明記してください。


Q.転載、引用とは
A.転載とは、他者の著作物を複製して、もともと公開されていたものとは別の場所に公開することです。原文転載とも言います。引用とは、他人の文章や説、事例などを自分の文章の中に引いて紹介することを指します。
転載と引用の違いは、「自分の著作物に対する他者の著作物の割合」であり、転載をするときには著作権者の許可が必要です。ですが、その割合について法的に明確な基準が設けられていないため、解釈に行き違いが生じないよう、当協議会が作成した『不登校児童・生徒と家庭の実態調査』報告書については、転載・引用の場合は一律の対応とさせていただきます。

Q.『不登校児童・生徒と家庭の実態調査』報告書はどのように使えばいいですか
A.報告書には学校に行きづらい・行きづらかったお子さんと保護者さん当事者の声が詰まっています。当事者が何に困り、どのような支援を求めているのかを知る資料としてお使いいただけます。行政や支援者だけでなく、不登校で困っている親子さんの周囲の方に現状を理解していただくことで、子どもがどのような状況になっても暮らしやすい、どの子もが取り残されず健やかに育つことが出来る地域づくりに役立てていただけます。



Q.学校関係者です。『不登校児童・生徒と家庭の実態調査』報告書をどのように利用すればいいですか。
A.この報告書は、学校や関係職員を批判するものではありません。しかしながら、これまで当事者サイドの声が充分に届いていなかったことはミスコミュニケーションの一因にもなっていました。
本報告書には学校に行きづらい・行きづらかったお子さんと保護者さん当事者の声が詰まっています。当事者が何に困り、どのような支援を求めているのかを知り、理解を助ける補助教材としてお使いいただけます。



Q.支援者です。『不登校児童・生徒と家庭の実態調査』報告書をどのように利用すればいいですか。
A.この報告書は、学校や関係職員、教育行政を批判するものではありません。報告書には学校に行きづらい・行きづらかったお子さんと保護者さん当事者の声が詰まっています。
昨今、不登校はもはや学校だけでは解決が難しい問題と認識されています。当事者が何に困り、どのような支援を求めているのかを知り、理解を深めながら当事者家庭と学校、支援者のより良い連携を取るために役立てていただけます。


Q.『不登校児童・生徒と家庭の実態調査』報告書を見たいです。利用条件はありますか
A.『不登校児童・生徒と家庭の実態調査』報告書の閲覧に関しましては、そのままの状態(デザイン、サイズ、レイアウト、文言等全て変更不可)にて各自ダウンロードしてお使いください。


Q.この『不登校児童・生徒と家庭の実態調査』報告書のことを他の人に伝えてもいいですか?
A.ありがとうございます!報告書掲載リンクが急に変更になる場合があります。お知り合いにお伝えするときや、SNS、ブログ等でシェアされるときのリンクは、このnoteの記事をご案内ください。
 アンケート「不登校。私たち困ってます」ご報告|滋賀県フリースクール等連絡協議会アンケートチーム (note.com)
※引用や転載に関しては、上のQ&Aより【『不登校児童・生徒と家庭の実態調査』報告書の引用・転載をしたいのですが】の箇所をよく読んで、所定の手続きに従ってください。


Q.寄付の受付はしていますか
A.ありがとうございます!以下の口座にお振込みにて寄付を受け付けています。お振込みの際はお名前の前に〝(キフ)〟と入れていただきますと、事務手続き上大変助かります。
 【ご寄付先】
  滋賀銀行 八幡支店
  普通 923169
  滋賀県フリースクール等連絡協議会



メッセージ


この報告書を一般公開することで、私たちは不登校家庭の置かれている現状についてより多くの人々に知っていただき、一緒に解決策を見つけていきたいと考えています。

この報告書は、ある特定の誰かやどこかを悪者にするためのものではありません。不登校は、もはや学校だけでは解決が難しい問題となっています。

また、学校ありきの今の地域ネットワークでは、子どもが学校に行かなくなった途端に、当事者家庭は地域のネットワークから外れてしまいます。それは、学校に行きづらい子どもたちとその家族の孤立を生んでいます。

同じ地域に住む不登校家庭に、あなたが出来ることが必ずあります!当事者・保護者の、今まで声にならなかった声が、より多くの方に届きますように。


不登校は、私たち一人一人が関与する地域や社会全体の問題です。
この報告書を読んで共感していただけたなら、周囲の方々と共有してください。

そして、報告書のご感想、未来の教育改善につながるあなたの声やアイデアをぜひお寄せください。


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