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朝の作文✏️心ときめきすること、湯シャン

 私の現在の洗髪方法は、
お湯でガシガシ洗うだけだ。
 だが、最初からそうした
思い切った方法ではなかった。

🛁

 本にて知り得た事だが、
一般的なシャンプーは、合成洗剤と言って
脱脂力がパワフル。
台所用洗剤と一緒で、
控えめに言っても、かなり強力で
毛量が減ると知った。
 通りで電車に乗っていて
薄毛の人が目立つわけだ。
 また、当然同じように
頭皮以外の肌へも、
そして環境へも負担がかかる。

 「環境に良いものは、きっと私にも良い!」
ということから、
最初は石鹸シャンプーを使っていた。
 食器は固形石鹸に変えた。

 その後、十余年のうち洗髪に関しては
固形石鹸の使用、
その後、二日おきの石鹸使用、間は湯シャンと
変化してきた。

🛁

 そして今は湯シャンのみとなっている。

 石鹸シャンプーや固形石鹸の
使い始めのごわつきなどは
もとから地毛が太くて硬いため、
あまり気にならなかった。

 うっすら「快ではない」と思ったのは
今年、ついに湯シャンのみの生活を
試みた時だった。

 この時ばかりは
洗髪したというサッパリ感が感じられず、
4日ほどで心が折れそうだったが、
ひと月たてばどうという事もなくなった。
 むしろ浴室の石鹸カスによる汚れが
激減して掃除がラクになり
湯シャンが好きになった。

🛁

 清少納言の『枕草子』では
「心ときめきすること」として
頭洗いをあげている。
 超ド級のロングヘアの彼女たちを思えば、
毎日まいにち、心ゆくままジャブジャブと
ボタン一つでラクに出てきてくれるお湯で、
ひとりで洗髪出来るなんて、
十分な贅沢だなと思う今日この頃だ。

🛁

 このエイジングケアは
昔の女性や将来の自分に想いを馳せながら行うと
効果的かもしれない。 

参考文献


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