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見えない世界の発見:癌を経て変わった視点

8月15日火曜日
〜癌と向き合う36歳の挑戦日記 12〜

今日も雨降り。
少し前まで毎日猛暑だったと思えば、ここ数日はずっと雨降り。

本日は店営業はお休みですが、仕込みや事務作業の日。

妻は仕込み。私は事務作業。
午前中であらかた片付け、お昼頃に息子と3人で散歩と電車でお出かけです。

ここ青森県は車社会。私らも例外なく移動のほとんどが車です。

しかし、今日は駅まで歩き、そこから電車で八戸駅まで移動することにしました。

息子は電車に乗ると嬉しそうに外を眺めたり、シートの背もたれを興味深そうに触ったり、ふだんと違う環境に喜んでいました。

電車内を見渡すとキャリーバックや大きい荷物を抱えた人たちが大勢いました。

そうか、今日はお盆休み最終日か。
世間はお盆休みであったことをここで思い出しました。

大きな荷物を抱えた人々からは、これからまた現実の世界へ帰ることに、寂しそうな表情、落胆、疲れが滲み出ていました。

数年前の自分もこうだったな、と物思いに耽る私でした。
サラリーマン時代、大型連休で実家へ帰省し、その帰りはなんとも憂鬱な気持ちになったことを懐かしく思い出しました。

そうこうしているうちにあっという間に駅に到着。

八戸駅につくと、ここではは新幹線が通っているため、帰省の方々で駅はさらに混みあっていました。

普段は閑散としている駅ですが、人が多く賑わっていると活気があって嬉しく感じました。

駅のお土産コーナーには人がごった返し、レストランは満席。

ドトールでお昼ご飯をとることに。

そして、今日の目的の一つ
「八戸バター」を購入しました。

鯖バター、イカ墨バター、ブイヤベースバター

なんとも奇抜なバター。そしてうまい!

帰りはバスで帰ることに。
バスから見る風景は普段の車からの風景と違って新鮮でした。

息子も一つ一つの物事に大はしゃぎ。

最寄りのバス停で下車し帰宅。

当たり前の車移動を電車やバスに変えるだけで世界が違く見える。
視点を変えれば見えるものが変わる。
他にも癌を患ってから物事の見方が変わった気がします。

見えない世界ではなく、見ていない世界がたくさんあることに気付かされる毎日です。


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