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PayPay導入支援 ベストなタイミングを逃した秋芳洞地域のキャッシュレス導入

【キャッシュレス決済】(2019年)

田舎ならではの課題だが、キャッシュレスの対応が遅れている。安富屋はクレジットカード💳、交通系、nanaco、WAON、QUICPay、edy、銀聯カード、iD、debit cardなどいくつかは使える体制が整っているが(旅行会社の決済端末と連動していた関係もあり、QRコード決済以外は割と早かった)、2019年当時、他店のほぼ全てで現金のみの決済だった。

そんな中、2019にPayPayを導入。ちょうど政府のキャッシュレスポイント還元事業もあり、キャッシュレスが注目されていた時だ。
内容を聞き、導入の手間や費用も確認し、PayPayの戦略も聞いた上で、PayPayを秋芳洞商店街に広めようと決めた。このキャッシュレス決済が地域に一番マッチし、なおかつ以前から言われていたATM問題の解決にもつながると感じたからだ(現金しか使えない店が多い中、銀行やコンビニが近くになく、お金がおろせない問題)。

ただ、高齢化が進んだ地域ということもあり、呼びかけるだけでは足りないと判断。PayPayの提携店にお願いし、
・メールアドレス
・事業をおこなっていることが証明できる書類
を説明会に持ってきたら、その場で担当者がパソコンで処理した上、スターターキットを受け取れるという至れり尽くせりなプランを用意した。ポイント還元事業があり、導入費用無料、決済・振込手数料無料(その当時)。ここで始めない理由がない。ダメ押しに、当時の商工労働課課長にも説明会にきてもらい、キャッシュレス導入への背中を押してもらった。(商店会がとか、地域がというわけではなく、個人的に打ち合わせをしてここまでを行った。そして変に疑われては入会数が伸びないので紹介特典の受け取りは拒否した。)

結果、その当日に加入は・・・1件。アルファベットやカタカナへの拒否反応と、知らないものへの拒否反応が強く、加入は観光協会の1件のみだった。これはなかなかショックだった。その後、その時のこともあり気になっていた事業所が何件かPayPayに加入したが、秋芳洞地域が美祢市の中でキャッシュレス先進地域になり、美祢市をリードしていこうとした計画は不発に終わる。また、費用がかかるものはなかなか広がらないため、やはりキャッシュレスの中でもQRコード決済が主で、クレジットカードなどは未だにほぼ使える所はない。

後日談、PayPayの提携店より、
「安富さんに提案いただいた方法が地方では有効と判断し、萩市に同じシステムでアプローチしたところ、大ウケで萩がPayPayの街になりました。ありがとうございます」
と報告に来られた。イラッとしたわ。地元では力になれませんでごめんなさいねぇಠ_ಠ

これに懲りず、地域にあったサービス見つけ、地域が受け入れやすい形での提案は今後も続けていこうと考えている。

ちなみに、下の画像は秋芳洞周辺で使えるお店を探すと、萩周辺の使えるお店を探す。秋芳洞周辺では本当にこれだけだが、萩はここに表示されているのは極々一部。本当に使える店が多い。

秋芳洞周辺で使えるお店を探す
萩周辺の使えるお店を探す

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