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その手のぬくもりは「愛してる」のサイン

元カレからバレンタインチョコを渡したいという口実で←
何ヶ月かぶりに会ってきた。

まぁ、彼には手を焼いてきました
自己肯定感が低く
プライドは高い
恋愛についての奥深さをまださほど体験していないであろう彼。


彼女はいたことあるし
同棲もしたことあるし
女の子からアプローチされたりもするけど
それは恋愛のようでいて、「本気の恋愛」であるとも言い切れない。

本気の恋愛とは心を真っ裸にする行為

といえるから


傷つきたくない
プライドをズタボロにされたくない
惨めな思いをしたくない
負けたくない(勝ち負けじゃないのに…)

という思いに縛られていれば相手との関係性を発展させることは不可能。
つまり、恋愛って自分を守ろうといて頑張ってきた自分の殻を勇気を出して破り、相手に飛び込んでいくという怖い行為

自己成長の最たるものなのですよね。


私という女が当時この男に猛烈にアプローチされた挙句、付き合って蓋を開けてみたらこの顛末

なんというかもう絶句…というか、
マジかよ(笑)。。。という体験をしたのがこの男なのです。


まぁね、でもね、恋愛って必ず自分にとってピッタリの相手しか(学びや人としての成長の点で)引き合わないと私は思っているので
当時の自分には必要な人だったんだろうなぁと感じています。



さてさて、そんな彼と
久しぶりに吐く寸前まで飲み明かしてきました。



結果として、この人とは
つかず離れずでこれからもきっと付き合うことになりそうだな。と。


カラダの関係はないんだろうなとも感じつつ
彼が私と会うことを求めるなら喜んで応じてあげたいし、彼が話したいことがあるならうんうん、と聞いてあげるんだろうな、私。

それは一種の母性というか
この男に私にできる限りの愛を注いであげようという慈愛に似た感情。


彼のめちゃくちゃな部分も
人を寄せつけない攻撃性も
プライドの高さも
それなのに本当は臆病で繊細な部分も
本音は一緒にいたいのにそれを言えないところも過去の育ってきた環境やルーツと、自我の強さと格闘してる人生の切なさが私には理解できるから。


あの時、運命的に出逢ってからというもの
彼は私との出逢いの中で自らを高めようと頑張っているのだと思うと 
あるときは微笑ましいなと思い、あるときは愛してると思い、あるときはオマエもっと頑張れよ!とゲキを飛ばしたくなるような気持ちになるから。

幸運なことにいまの私はあなたぐらいはすっぽりと包み込めるくらいの大きさになれたし
あなたの我儘にも笑顔で頷けるようにもなれたから。

あなたが望むなら私はあなたに対峙して
あなたと一緒の時を過ごしてあげたい

そんな気持ちになれた事に
自分でもびっくりしたのでした。


あの頃はあんなに振り回されたのにな
今の私はもうあの頃の自分ではないんだ
彼が私を大きくしてくれたんだなぁ
と、こっそり感謝。


帰り道、エスカレーターで
目の前にある大きな彼の背中を後ろからギュッと抱きしめた

抱きしめた私の手を握って
優しく優しく撫でて握り返した彼

その手の動きには彼の想いが溢れていた
私のことを大切に想っている
愛おしく思っているんだという想いが。


言えないけれど想ってる
伝えられないけれど分かってほしい
そばに居てと願っていても悟られたくない

そんな複雑で繊細で切ない男の子のココロは
私の愛でふんわりと包んであげたい、
だってそんなあなたが私にとって可愛いのだから。



人間はみんなどこかが未熟で不完全
それでいい
未完成だからこそ愛おしいんだ

辛いときはお互いを優しい気持ちで思い合えたらいいと思うから。



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