音 (mikoto)

言葉の中では私も君も自由だよ

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芸術に生きて死ぬ

君にとって生きるって、どういうこと? 朽ち果てるまで何がしたい? 芸術に生きて死にたいの とっても真剣に、切実に思ってるのだよ。 誰かにとってただの切れ端のような ものに命をかけていたいの。 言葉は宝物で 大切に大切に触れたい 触れてはいけない、様な気持ちにもなる 子供の頃、初めて金子みすゞの詩を見た 国語の時間に独りで泣きそうなった 衝撃や感動を見つけた時 その瞬間の 瞬きに 心を覆い尽くす様な幸せに また出逢う為に、今日も生きてる。

    • cooking

      優しさの中に毒をひとさじ それはきっと素敵なスパイス 美味しく頂きましょう

      • 伝えたい

        涙がぽろぽろと 心ごとぽろぽろと こぼれ落ちて アスファルトに消えた 悲しみをどこに置けばいいのかわからなかった でも これが伝えたいってことだ 悲しみも悔しさも 冷えた様で熱いこころ 表現に変える術を 持ってるはず 喜びも たまには悲しみ でも いいよ 全部ひとつになって光るまで とりあえず生きてみよう

        • リズム

          歩くリズム 流れるリズム 強く、弱く 徐々に激しく 優しく 揺れたり 時に止まったり 型にハマらず自由なリズム 探してる

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        芸術に生きて死ぬ

          知らない街

          知らない街が好きだ 入り組んだ路地 シャッターがぽつりぽつり閉まっている商店 猫が自由に歩いている 私に見向きもせず なんだかそれが心地よくて 誰にも奪えないものがここにある気がした 言葉を交わす人々 満たされていく不思議 風の匂い 懐かしく感じるのはなんで 寂しくて優しいのは何故かな 昨日とは違う 言葉には出来ないけれど 知らない街にもある 優しさを知ったから

          知らない街

          日常

          息を吸うのが下手で空気がいっぱい体の中に溜まってしまう 風船みたい 爆発待ち 晩御飯はお魚 濃くないお味 優しい気持ちになった 手についた魚の匂いが取れない なかなかしぶとい 洗剤で指を洗った 少し肌がピリピリと 痛かったけど 匂いはすぐに消えた 何かを引き換えに 手に入れるのは幸せなのかな 日常、日常 絶え間なく 隙間がないと崩れてしまうような 日常 考えるのをやめて目を閉じないと 永遠に続く日常 宝物 置き忘れたら 忘れたところまで取りに行くね 何度でも戻って

          君の全てが線の中に

          導かれるように線を描いて 君はどこまでも自由なの 止まれないところまで進んだら 心の鍵を開けて 溢れ出すままに 心の機微を映し出す 線 馴染んでしまったインクも愛おしくて 途切れてしまっても歪んでいても君の一部 突き抜けてしまえば 怖いものなんてない さあ、描いてみて

          君の全てが線の中に

          狂うように

          純文学のように 心を静かに一点を刺すもの そんな芸術を求め続ける 気が狂いそうなところから始まる それが本当でしょう 色褪せない鮮烈な 毒を投げつけてよ

          狂うように

          形容し難い気持ち

          悲しみや心についた深い傷は行き場もない 背負いながら私達は生きている それでも痛みに優しく覆い被さる空を待ってる ねえ、誰の罪でもないなら せめて雨に優しく流れて

          形容し難い気持ち

          月がみてる

          悲しみにも喜びにも 正面からぶつかってきた 受け身くらいは取れるようになったよ でもわたしは小さかったあの頃のまま 傷だらけのまま歩いてきたのは 誇れることですか?  多分他の歩き方は出来ない 子供みたいに わんわん泣きながら 瘡蓋になるまで、ゆっくり歩くよ 大人なんて肩書きは壊したいし 心を見つめてくれる人が居ることも忘れたくないし 月と会話するみたいに、確かめるように 言葉をここに置いて。 おやすみ 「光はいつも側にあるよ」

          月がみてる

          帰り道

          世界を愛せない帰り道 優しく鮮明な光が心をも砕く時 君の知らない世界が開かれる 今日はもう、帰ろう

          伸びてゆけ

          心がどうしようもない 空白になってしまうことが 恐ろしくて まだ寒い空気を精一杯 身体の中に取り込んでみたけど 空白は ただそこに存在していて 消すことはできない 心が息を吹き返す様に ありったけの栄養を与えたい 野花の様に光を水を 吸ってたくましく生きたい 真っ直ぐな気持ちは恥ずかしくなんてない 伸びてゆけ

          伸びてゆけ

          月の瞳

          眠れない夜のキース・ジャレット 戯れる猫のように まあるい月のように 小さな花の影のように 心を柔らかく溶かす ぼやけた月を 瞳の中にしまって 意識の裏側へ

          雨音は音楽

          ブランケットと珈琲 沈みこむソファ 雨音は音楽 心を落ち着かせる薬 眠りへ導く 優しい言葉達が降る

          雨音は音楽

          うるむ

          瞳がうるむ 心が動く時 秒針が動く あなたの薄い瞼が動く 時が私達を何処かへ運んで きえるまで 淡い春があなたを捕まえて ビルの隙間の風と踊る 優しい笑顔に また、私の心がうるむ

          生きてきた

          今まで生きてきた それだけで 君の中に積もるもの 忘れない 沢山の痛みが 君の心をうんと深くした 降り積もる雪の跡に 血の跡をつけながら 鮮やかに染め上げた 誇りを持って生きていたい 何も持っていなくても 桜は雪に埋もれながら 蕾のまま揺れている時も 美しかった

          生きてきた