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運動大嫌いな私がランニングを始めたワケ②

さて、そんなわけでフラストレーションを順調に溜めながら、いよいよ国家試験の日も日に日に近づいていた。

その頃、「ちょっと息抜きに」なんて軽い気持ちで近所を散歩してみた。冬の夕方のちょっと肌寒い頃だったと思う。意外といい気分だ。軽く駆け足で進んでみる。「おぉ、いいぞ。」いつの間にか私は散歩のつもりが軽ーいジョギングをしていた。

500mくらい進むと疲れてしまいまた歩き出す。そうしてしばらくしてまた何百mを走る。それを繰り返した。
率直に、「あぁ運動も悪くないな」と思った。外気の肌寒さを温まった身体が清々しいものにしてくれるこの感じ。久々の心地よい疲労感である。

これをきっかけに、これからは暇な時間があったらゆるゆる走ろうかな〜と、その時は呑気に考えていたが、まさかこれが習慣化するとは。

ちなみにその後受けた介護福祉士国家試験は無事に合格。
これでやっと勉強生活から解放された私は背中に羽でも生えたかの心地でいた。
しかし、本当に大変なことはこれから始まっていくのであった。
 
続く

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