閑話休題「成人の日に思う事」
成人の日だからという訳ではないのですが、私の息子達が子供の頃の話しを少し。
私の長男と次男は小学生の頃から大人になるまでずっとバスケットボールをやっていました。
小学生の時に次男の同級生のお父さんがミニバスケットボールのチームを作るから参加しませんかと誘ってくれたのがきっかけです。次男が4年生、長男が5年生の時でした。
誘ってくれたお父さんが若い頃にバスケをやっていたわけではなく、全くの素人だったのですが、スポーツ全般がお好きだったようで、たまたま通っていた小学校にバスケットボールのチームが無かったことからバスケに決まったようでした。
チームが出来た最初の頃は、指導者も含めて素人なわけですから、もう市内でもダントツに弱いチームで、練習試合を受けてくれるチームも中々見つからないといった状態でした。
それでも段々と子供達の方からもっと練習をしたいと言い始めて、今まで週に一回か二回の練習だったのを、平日の夕方も毎日練習しようといった事になり、次男が6年生になる頃にはそれなりに強いチームになっていました。
実はその頃、市内に全国でもトップクラスに強いチームがありまして、何度か練習試合をさせていただきました。
私も全国レベルのチームとやるという事で応援に駆けつけて見ていたのですが、試合に関してはもう全く歯が立ちませんでした。
コート内での規律や戦術も含めて、とても同じ小学生とは思えないレベルの差でした。
この経験が我がチームの子供達にはとても強烈な印象を残したようで、小学校では歯が立たなかったけど、中学に行ったらあいつらが入ったチームとやってリベンジするんだと言って、何と一人を除いて全員が中学校でもバスケ部に入部しました。
勿論、最初の目的はあの強いチームの子供達が入学した中学と試合をして勝つことです。
ところが、です。
何とその強豪チームの子供達は、中学に入ったらほとんどの子がバスケットボールを辞めてしまいました。
入学したすぐの頃には3人ほどはバスケ部に入部した様でしたが、すぐに辞めてしまい結局残ったのは一人だけ。
一方我がチームはバスケ部に入らなかったのが一人だけという全く対照的な状況になってしまいました。
それから三年が経ち、私の次男と強豪チームで一人だけバスケを続けた子が同じ高校のバスケ部でチームメイトになりました。
それで何故あの強いチームの選手達は、中学でバスケを辞めてしまったのか聞いたそうです。
返ってきた答えは、小学校の練習がきつくて楽しくなかったのと、全国大会で優勝までしてしまい、もうやり切った感があったからだそうです。
つまり燃え尽きてしまったんですね。
現在、私の息子達は30代半ばを迎えています。長男も次男も結局大人になるまでバスケットボールを続けました。
今でも同好会的なチームで時々プレイしている様です。
そんな息子達を見ていると、あの時小学校で燃え尽きた子供達も大人になった今、またバスケを再開しているのではないかと想像する事があります。
子供の頃に体に叩き込んだ事って、多分大人になっても体が覚えていると思うのですが、どうでしょうね。
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