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介護食レシピ「蓮根とカニカマのきんちゃく煮」

冬場に美味しくなるレンコンは、澱粉を沢山含みますので摺り下ろして加熱するとモッチリとした食感になります。

この特性を利用した料理と言えばあん掛けにして食べるレンコン饅頭がポピュラーですが、今日は摺り下ろしたレンコンを薄揚げに詰めて甘辛く煮付けました。

このレシピは関西風に甘くしましたが、このあたりはお好みで変えて下さい。具材もレンコンとカニかまだけのシンプルな具材ですから気軽にトライしてみて下さい。

★写真付きの詳しいレシピは「食べごろclub」に掲載しています。

材料:2〜4人分 調理時間目安:25分

材料

  • 蓮根…170g

  • 薄揚げ…2枚

  • カニかま…70g

  • 塩…1つまみ

調味料

  • 出汁…200cc

  • みりん…大さじ2

  • 醤油…大さじ1

  • 砂糖…小さじ1

作り方

  1. レンコンは皮をむき摺り下ろします。この時に水が多く出る様なら軽く水を切って下さい。カニかまはほぐしておきます。薄揚げ2枚は半分に切って4枚にし、切り口を広げて袋状にしておきます。この時に袋状にはがしにくければまな板の上で菜箸を転がしてしごいてやると開けやすくなります。

  2. ほぐしたカニかまと摺り下ろしたレンコンをボウルに合わせ塩を一つまみ加えます。全体が馴染むまで軽く混ぜ合わせます。

  3. 1の薄揚げに2の具材を4等分にして詰めていきます。詰め終わったら袋の口を爪楊枝で止めます。

  4. 鍋に出汁と調味料を入れ、3を並べ入れたらキッチンペーパーで落とし蓋をして火に掛けます。この分量は煮汁がかなり少なめですので、鍋の大きさとの兼ね合いで煮汁が足りなければ出汁を足して下さい。火加減は沸くまでは強めの中火で沸いたら弱火に落としてじっくりと煮含めます。

  5. 途中で一度巾着の上下を返して味を含ませながら炊いていきます。煮汁が最初の1/3程度まで炊いたら火を止めて10分ほど置いて更に味を含ませたら完成です。

介護食に適した料理は「やわらかくしっとり仕上がった喉越しの良い料理」になるのですが、この料理などはまさにそうした料理になります。だからと言って介護食っぽくなく、普通に食卓にあげていただけるユニバーサルレシピです。具材もお好みでエビや銀杏など入れると更にご馳走になりますね。
要介護のお年寄りに提供する場合には、食べやすい大きさに切ってから提供する事をおすすめします。

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