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簡単「とろみ液ストック」の作り方

今日は自宅で誰かを介護している状況で、普段トロミ調整剤を使われている方に覚えておいていただきたい知恵をひとつご紹介します。

ご自宅で要介護者の食事を準備する際に、ちょっとトロミ調整剤でトロミを付けた方がいいかなと思う場面は結構あると思います。
例えば焼き魚を作った時に、大根おろしと魚の身を一緒に口に入れると大根の汁だけが喉の奥に早く落ちてしまいむせてしまいます。
これを防ぐには魚の身や大根おろしの上にトロミのついた出し汁を掛けてあげれば予防できるのですが、その場合多くはトロミ調整剤を使われるのではないでしょうか。

もちろんそれでも良いのですが、トロミ調整剤で作ったトロミ液は独特の舌触りがあり、正直あまり美味しいものではありません。
そこで今回ご紹介する「トロミ液ストック」を作っておくとそうした時に必要な量だけ美味しいトロミ液を作る事が出来るので便利です。

早速作り方をご紹介します。最も簡単なのは市販の「めんつゆ」を使った方法です。

まず、お好きなめんつゆを用意して下さい。今回は写真のめんつゆを使いました。

このめんつゆをお好みの濃さであらかじめストックする分量を作っておきます。
濃さを調整しためんつゆに、100ccあたり5gの片栗粉を混ぜ合わせます。

準備は以上です。この割合で加熱すると丁度ハチミツくらいのトロミがつきます。
トロミの硬さについては、これを基準にお好みで調整して下さい。

この片栗粉を溶かしためんつゆを常に冷蔵庫にストックしておき、必要な時に必要な分だけ鍋で加熱すればダシの効いたトロミ液が完成です。

ただし、使うときには底に片栗粉が沈んでますから必ず良く撹拌してから使って下さい。

写真は100ccのめんつゆ液に片栗粉5gを溶かした状態の液体です。

少し濁って見えますが、片栗粉は加熱すると透明になりますし、トロミ調整剤の様ないやな食感にもなりません。

これを冷蔵庫にある程度の量をストックしておけば、介護食に限らず普段の料理にも便利に使えます。
別にめんつゆを使わなくても本格的に出汁を引いてそこに片栗粉だけを混ぜた物をストックしておき、味は使うときの料理に合わせて味つけする方法もあります。こちらは少し面倒ですが味は本格的ですね。

介護は先の見えない状態が長く続きます。少しでも日常の負担が楽になるように色々な知恵を活用して下さい。
(元記事は食べごろclub


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