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介護食レシピ「サワラの幽庵蒸し」

主に白身の魚を柚子を効かせた甘辛いタレに漬け込んで焼いた料理に「幽庵焼き(ゆうあんやき)」というのがあります。これを焼かずに蒸した料理が「幽庵蒸し」です。

焼き物は香ばしくて美味しいのですが、焼きすぎるとパサついてお年寄りには食べにくくなってしまいます。蒸したモノならパサつく心配もなくしっとり仕上がります。

通常は蒸すときに漬け汁も一緒に入れて蒸すのですが、嚥下が心配でしたら別途漬け汁を煮立ててトロミを付けたモノを蒸し上がりに掛けて提供してください。その場合は、蒸す際には漬け汁は使わずに酒をふりかけて蒸しましょう。

★写真付きの詳しいレシピは「食べごろclub」に掲載しています。

材料:2人分 調理時間目安:45分(漬け込み30分含む)

材料

  • サワラ切り身…2切れ

漬けダレ

  • 醤油…50cc

  • みりん…50cc

  • 酒…50cc

  • 砂糖…小さじ1

  • 柚子やかぼす等…少々(無くても可)

作り方

  1. サワラをジップロックなどのチャック付きの袋に入れ、ボウルに漬けダレの材料を合わせたら、袋にタレを流し込み封をして冷蔵庫で30分ほど寝かせます。(柚子などの柑橘類がなければ無しでかまいませんが、あれば一緒に袋に入れて下さい)

  2. 1のサワラを漬けダレからあげ、皿にのせます。その上から、酒(分量外)と漬けダレを各大さじ1ずつ掛けます。(漬けダレに使った柑橘類も切り身の上にのせて一緒に蒸しましょう)

  3. 中火で8〜10分ほど蒸せば出来上がりです。

使う魚は加熱して身が固くならないものであれば何でもかまいません。鯛やタラ、スズキなんかも美味しいと思いますし、蒸し物ですが甘辛い味が付いていますのでブリなんかでも美味しいかと思います。
一皿ずつに分けて蒸すとなると大きな蒸し器が必要ですので、大皿に人数分の魚を入れてしまってフライパンなどでまとめて蒸してしまえば手早く出来ます。意外と簡単ですから是非お試し下さい。

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