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#20 コロナに翻弄される上司
「こんにちわ、あるいは、こんばんわ」、人事異動前に福岡市を観光をしている、かちょーです。
かちょーは過去に福岡県で4年間仕事をしていました。
熱しやすく冷め易い、人間味があって温かい、そして食が充実している、最高の環境で第二の故郷だと思っています。
たまたま福岡市に行った時期が山笠でした。
流(チーム)で大いに語り合い、イベントのクライマックスに向けて、一丸となって取り組む姿に組織の理想形を見た気がしました。
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参加者は男性だけかな、と思いましたが年端もいかない女児が褌(ふんどし)をしていて、少し驚きました。
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そして、グルメでかちょー絶賛の久留米ラーメンです。
食べたことある方はご存知かも知れませんが、店外まで豚骨の匂いが流れてくる、臭ければ臭いほどとんこつのパンチが効いている美味しいラーメンです。
最初人間のワキガの匂いか!?と思うほどの衝撃があります。
久留米ラーメンはとんこつラーメン発祥でもあり、おすすめなので福岡を観光したときはぜひご賞味ください。
病みつきになること間違いなしです。
ちなみにこれはキャナルシティのラーメンスタジアムで食べた久留米ラーメンです。
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相変わらずの匂いを発しておりましたww
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話は変わりますが、今日はかちょーの転勤の話をします。
人事異動により名古屋市から千葉市に転勤が決まりました。
名古屋市に転勤してから2年3ヵ月、かなり短いですね。
初めて管理職になって訪れた場所、忘れられない思い出になりそうです。
かちょーはプレイヤーとして評価されて意気軒高に赴任しましたが、プレイヤーとマネジャーでは全く勝手が違いました。
自分が当たり前だと思うことが、部下にとっては当たり前ではない。
性急にやり方を変えようとするかちょーに、部下と反目し合うことが度々ありました。
こんなに便利なのに何故使わないのか、理解できない。
理解が進まない中で、孤立感が先行した滑り出しでした。
そんなときに助けてくれたのは、同じ課長職の先輩でした。
業務多忙で難しい部下を抱えるなか余裕なんてあるはずもないのに、事あるごとに助け舟を出して、気にかけて貰いました。
感謝しかありません。
いて欲しい人ほど異動してしまうアノマニーなんしょうね、1年間で先輩は異動してしまいました。
今度はかちょーが引っ張る番になりました。
一筋縄ではいかない部下を抱えながら、新人の課長をサポートして、自らも実績を残す、簡単なことではありません。
そこにコロナが追い打ちをかけます。
部下やその家族が悉く感染しました。
感染状況を確認しつつ、他の部下に仕事を振れる状態にないのでかちょー自らが部下の仕事を代わる。
平日は仕事で疲弊し、土日もコロナに感染した部下の健康状況も確認する、身体は休めても心が休まるときはありませんでした。
終わりの見えないコロナ禍、仕事以外に目を向けないと心が塞がりそうでした。
腐心できる資格の勉強やスポーツで気持ちを切り替えて凌ぎました。
一方、部下のコロナ感染は止みません。
そして、感染を恐れてコミュニケーションが希薄になります。
その結果、有望な若手職員が退職しました。
次に最も頼りにしていた同期、更に他の若手職員も…
やるせ無さだけが募りました。
それだけの部下が居なくなると、当然回らなくなり、残った部下にその皺寄せがいく、不満が募り、モチベーションが下がる負のスパイラルが続きました。
最初こそ苦労しましたが、部下の能力に応じて仕事の割り振りができるようになりチームとして機能していました。
課長はプレイヤーからは離れて、マネジメントやリーダーシップに注力することができました。
しかし、先程述べたようにコロナ陽性者が増えてチームとして機能しなくなり、退職者を出して、今年度はその後始末に追われる。
2年3ヶ月と短い期間でしたが、チームの成否を目の当たりにして、管理職としての喜びも悲しみも同時に経験しました。
今年度に入りチームを建て直している中での人事異動は途中で投げ出すようで正直悔しい気持ちで一杯です。
あと半年だけでも残留したいのが本音です。
残された部下に申し訳ない。
最初の管理職はこうして幕を閉じようとしています。
部下が仕事をし易い環境を作って、かちょーがチームをデザインし、在るべき姿に変えていく、そんな理想を掲げていましたが、無様な状況で異動することなります。
今回失敗したので、それを活かして次はこうしたい、と考えるかもしれませんが、今回の失敗が全力を出し切った結果なのかと問われると、その場凌ぎの対応が多かったし、全力を出しきれていないのが事実だと思います。
部下とやり取りできる時間は限られていますが、残された時間を大切にして、最後まで上司として出来ることを模索します。
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