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教師の質って…

教師の質が落ちた?

 「教師の質が落ちた」と言われています。私自身、生まれてこの方、誇れるほどのことはしていません。教師になってからも、仕事が早いわけでもなく、授業や保護者対応がうまいわけでもありません。私の質は低いのかもしれませんが、他の先生方はどうなんでしょうか?そもそも、教師の質とは何を指しているのでしょうか?落ちたということは、昔はよかったということなのでしょうか。時代は変わっても変わらず求められる質とはなんでしょうか?すこーし調べてみました。

文科省は?

 求められる資質・能力もでてきましたが、調べてみて一番最初に出てきた「令和の日本型学校教育」を担う教師の養成・採用・研修等の在り方について(令和3年3月12日中央教育審議会諮問)【概要】を見てみました。

「令和の日本型学校教育」において実現すべき教師をめぐる理想的な姿

・学校教育を取り巻く環境の変化を前向きに受け止め、教職生涯を通じて学び続け、子供一人一人の学びを最大限に引き出し、主体的な学びを支援する伴走者としての役割を果たしている。

・多様な人材確保や教師の資質・能力の向上により質の高い教職員集団が実現し、多様なスタッフ等とチームになり、校長のリーダーシップの下、家庭や地域と連携しつつ学校が運営されている。

・働き方改革の実現や教職の魅力(?)発信、新時代の学びを支える環境整備により教師が創造的で魅力ある仕事(?)であることが再認識(再?)され、志望者が増加し、教師自身も士気を高め、誇りをもって働くことができている。

 ICT教育と少人数学級を車の両輪としてこれを実現するようです。
多分、人材確保について書かれているので、現在の教員不足や志望者の減少と倍率の低下から、質の高い人材は他に流れていると考えているんでしょう。

 私としては、3つ目何て特に…。なんとも言えませんね(笑)まあ、質とは何かを定義せずに、学校がブラックだから優秀な人が来なくなり、優秀ではない人が来るようになったと言われたら質は落ちたといえるのでしょうかね? 教師の質は誰が定義づけているのですかね。

教師の人材確保・質向上プラン①

 35人学級(少人数との兼ね合いは…?)を担う教師の確保として、
・小学校の免許状を取りやすくする。
・教師の魅力を上げ、教師を目指す人を増やす。(創造的で魅力ある…?)
・教師として働き続ける環境をつくる。(免許更新が問題ではないと思う…。)
・学校現場に参画する多様なルートを確保する。(来やすいじゃなくて来たいと思えるか?)

 浅く調べたので、もっと調べる必要がありますが、読んでいてすっきりはしませんでした(笑)
 入り口を広くしたり魅力を発信することで質の高い人材を確保しようとしているんですね。私は労働環境の見直しをすべきだと思ってはいるんですけど。

今と昔の先生の違いは?

 教師の今と昔というワードで調べてみると、「でもしか先生」なんていう言葉が出てきました。「先生にでもなるか」「先生にしかなれない」なんてことがもとになった言葉だそうです。また、昔の教師は体罰が多いイメージです。(「それでも立派になった!」は結果論ですし、今の教育で立派な人は出てますしね。)昔は今と比べて教師の質が高かったわけではないように感じました。
結局、今も昔もピンキリだったんじゃないでしょうか?

じゃあ、変わったのは何か?

 私が思うに、大きく変化したのは教師の仕事と社会や親の教師に対する価値観じゃないかと。先ほどのICT教育などもそうですが、どんどんやることが増えていっています。仕事を減らすことを知らないので、昔よりも仕事は多いんじゃないですか?それをこなす今の先生はどうです?

 あと、昔と違って、今の先生は保護者からのクレームが増え、多様になっているんじゃないでしょうか。例えば、昔はばりばり体罰があったのに、当たり前だったようなイメージ。
 今では、体罰何てもってのほかで、中には理不尽なクレームを言ってくる保護者のことをよく聞くようになりました。まあ、学校に対して、不信感をもっている保護者が増えたことで、相対的に質が落ちているように感じられる。ということですかね?まあ、社会的に求められるものをもっていない先生と言われると質は落ちているといえるかもしれませんね…。

まとめ

 今と昔の教師の違いはたくさん出てきました。それは、ポジティブなものもネガティブなものも。質が落ちたと言えば理解できる部分はたくさんありました。が、何ともすっきりしない感じで終わってしまいました。私自身の質が低く、考えが浅いからでしょうかね。多分、こんなことを書いてる暇があるなら教材研究しろってことですね。頑張ります。

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