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夫について(鬱の波)

現在夫は適応障害を発病して4年目になる。
今までの経過については長くなるので割愛するが、主に仕事のストレスで発症したものと思われる。
ただ、夫には転職や求職、退職の意思はないようだ。
実際に本人の胸の内をすべて理解できるわけではないが、薬を服用しながら仕事を続けている状態である。

職場での夫の仕事ぶりや精神状態等は実際に目の当たりにしているわけではないので正直わからないが、毎日職場に行き、それなりの評価を頂いているようだ。

ここまでの文章を書くと「なるほど、気分のムラはあるものの、お薬で調整しつつなんとかやれてるのね」
と流されてしまいそうな状況である。

ただ、その反動は家庭にくるのだ。
まず本人がしんどいのは大前提で私も夫が大切であるし、少しでも心身ともに健やかに過ごして貰えることを願っている。

ただ、鬱状態のエネルギーはすざましい。

本人も自覚なく鬱の波に飲み込まれ、その波は大波となって時として家族を飲み込んでいく。

さっきまで普通に過ごしていたのに、急に体調が悪くなる。
本人も自覚なくイライラし始め子供に厳しく叱る。
なんでもないことでパニックになる。
倦怠感や息苦しさがあり身体を動かせない。

家族としての予定は夫の体調や機嫌によって大きく乱れることとなる。
しかし、そのようなことは決して子供にとって良い環境とは言えない。
だから、私が鬱の波の防波堤にならなければ、、、

波が大きくなり始めるきっかけを感じたら、散歩や休養その場を離れて貰う提案をし、波が静まるのを待つ。
けれどそのような対応ができるのは自分に余裕がある時だけで自身の疲労や子供たちのお世話、家事等々で自分にキャパがないとたちまち波に足元をすくわれてしまう。

今日もまんまと足をすくわれ(19時ごろまでワンオペで頑張っていたが夫の配慮のない言葉で私がキレてしまった)
防波堤どころか、地面を揺らし津波を誘発してしまったような状況であった。

こんな状態があと何年、いや数十年続くかもしれないと思うと自分の気持ちをどこに持っていけばよいのか正直分からなくなる。

ただ家族といえど他人の人生をコントロールすることはできない。
自分の足で自分の人生を歩いていく。
それは子供達も同じで小さいながらも自分たちの足で時には立ち止まったり遠回りしながらも自身の人生を歩んでいけるようにサポートしたい。

防波堤に疲れたなら時には波のこない場所を選んでゆっくり心を休めてもいいんじゃないか。
皆お疲れ様。それぞれの安心できる場所で少しやすもう。

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