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けやき道が日向になるまで♯5

 マネージャー兼ボディーガード兼タレントとなった○○。その翌日、とある場所へと赴いていた。 ○○:ここか・・・。新しく通う学校は・・・  そう。マネージャー業と芸能活動するに当たって、芸能科がある学校へ転入する事になったのだ。先生に案内され、新しいクラスへと入った。 ○○:(うわ、芸能人ばっかりだ・・・)  芸能科のクラスだからか、目の前にいる芸能人達に思わず気圧される。自己紹介も程々に、いそいそと自分の席へと座った。休み時間となり、机に倒れるように項垂れた。 ○○

    • けやき道が日向になるまで♯4

       今野さんの鶴の一声で、ひらがなけやきメンバーと対面する事になった○○。果たして大丈夫なのか? ○○:今野さん、いきなり行ったら失礼なんじゃないですか? 今野:大丈夫だって。TAKAHIRO先生にも話は通してあるから ○○:TAKAHIRO先生? 今野:ダンスの先生だよ。 ○○:へ〜  そうこう雑談している内に、メンバーがいるらしいレッスン室に到着した。まずは話をするらしい今野さんが中へ入った為、○○はレッスン室前に少しの間待つ事になった。 ○○:(にしても、ひ

      • けやき道が日向になるまで♯3

         事件から翌日、○○は学校にいた。昨日の事件で話は持ちきり・・・という事はなく、1部のファンの人にしか話題にならなかったようだ。 ○○:(正直助かったぜ・・・)  まぁ、変に話題にされて目立つような事はしたくない彼にとっては僥倖なのかもしれない。すると担任の先生が教室へと入ってホームルームが始まった。 担任:はい。静かに。今日は特に変わった事はないが・・・□□。 ○○:ん?俺? 担任:あぁ。放課後、職員室に俺まで来てくれ。何でも、お前と話がしたい人がいるようだ。

        • けやき道が日向になるまで♯2

           ○○が会場へ戻ると、場は騒然としていた。避難するファンの人達、多分メンバーであろう人達もスタッフの人に誘導されて避難しているようだ。だが、その中に彼女の姿はなかった。 ○○:まさか・・・クソっ!          ~~~~ 菜緒:あっ・・・あっ・・・ 犯人:はぁ、はぁ、菜緒ちゃんこれから天国へ行こうね〜 菜緒:い、嫌・・・  菜緒は腰を抜かしており、目の前にある恐怖に逃れられないでいた。それに犯人は興奮した様子だ。 菜緒:(嫌や・・・久しぶりに会えたのに・・・

        けやき道が日向になるまで♯5

          けやき道が日向になるまで♯1

          2018年 ○○:ここか・・・ □□○○はこの日、とある場所に訪れていた。そこは、とあるアイドルグループの握手会が行われる握手会場だった。 特にアイドルにハマった・・・というより、顔馴染みがいるからが大きく、1つ顔を拝みに来た次第だ ○○:(小学生以来だったからな・・・。つーか、覚えてんのかな?俺の事・・・) 楽しみ半分、緊張半分の面持ちで会場の中へと入って行った。      ~~~~~~~~  中へ入ると、既に沢山のファンらしき人達が今か今かと待ち構えていた。

          けやき道が日向になるまで♯1