事前課題内容
①chatGPTを使ってみる
私自身、大学の友人よりも話をしているchatGPT。それほどまでに、日々私はchatGPTを使っているがグループメンバーも使っていたが多様な使い方がMTGの中でわかった。大体四つに分類できると私は学んだ。
ちなみに私は全ての使い方で使ったことがあるが、①はハルシネーションが怖いので、一応確認している。
②「どのような仕事を奪い、どのような仕事を新しく創出するのか?」
主語がない…。それが一番最初に感じたことである。主語は、コンテキストから考えて、chatGPT、生成AI、AI…。少し斜に構えて、人間を主語にして、AIの仕事を人間がどう奪い、AIもしくは人間が仕事をどのように生み出すかという見方もありだと冗談交じりに考えても見る。結局、私は人工知能が主語だと考えてみるようにした。
人工知能が人間のどのような仕事を奪い、人はどのような仕事を新しく創出するのか。
ぱっと浮かぶのは、煩雑で無駄とされる仕事が奪われ、人はAIを扱う仕事やクリエイティビティが必要な仕事を新しく創出していくと思う。何となくこの路線から深めようと思ったが、個人的には上手くいかなかった。
そこで、課題図書の『冒険の書ーAI時代のアンラーニングー』から少し考えを借りようと思う。
筆者によると、AI、それはメリトクラシーの最終兵器かつ解放者であるため、人間は仕事から解放されると述べられている。人間には能力というある一つの統計を実際に存在しているかの如く扱う能力信仰を持っている。その能力信仰を基盤として、能力を持った人は社会的地位の高い立場に立つべきだというメリトクラシーがアリストクラシー(貴族主義)に対抗して誕生した。一見、平等で合理的なメリトクラシーだが、その結果、学校教育ではいじめや生きた学びを持つことができなくなっていると筆者は指摘する。そのメリトクラシーは能力をアップデートし続ける人間を欲していたが、AIが誕生したことでそういう人間の仕事を奪うというわけだ。詳しいことは、以下にまとめる(解釈も一部含めているため間違っている個所もあると予測されるので、もしおかしいと思った人はぜひ読んでほしい)。
結局のところ、価値判断と創造性だけは人間に残されると筆者は指摘する。なにに価値がありそれがどういう意味を持つのかを判断しそこに創造性を感じることは人間にしかできない。AIなどをつかって人間にしか出来ない仕事を楽しむ人間を育成するべきであると。
さらに内村鑑三『後世への最大遺物』を引用し、自分の人生そのものを遺すことを伝える。
筆者はこれを受けて教育を再構成・再定義する。
AIに仕事が奪われるおかげで、私たちは能力信仰から解放され、私たちはAIにはできない「地球全体を善くする仕事」に注力することができる。それこそがこれからの時代の人間にしかできない最高の仕事だと筆者は指摘する。
もう、これ以上ないかっこよく勇敢で、美しい答え・姿勢である。それらを踏まえて、私のダサく不格好だがただただ勇敢なだけであろうとする問いの答えは、能力信仰を基盤とした仕事が奪われ、探求信仰を基盤とした仕事に価値を見出していくである。
探求信仰、つまりどのように問いに持つのかというその問題設定にこそ価値がおかれるような仕事が必ず来る。機能を発揮しないマルセルデュシャンの『自転車の車輪』に価値を見出せるように。問いを持ち、その問いが私たちを縛り付ける楔となり、私たちは「ありがとう」という世界への感謝に帰結すると。もっと言えば、目の前の命への畏敬こそが、私たちの仕事になると。結局、私は昔のnoteでも述べたように「ありがとう」と「だいすき」に帰結する。しかし感謝と愛に安住することなく、この問いをもち(AIにはできない新しい仕事)、その問いから”ともだち”をつくり、そのともだちという命に感謝し愛していきたい。この循環こそが、私たちが”すき”に向かっていくという事、「自分が生きた「意味」の変遷」に他ならないものであり、人類最大の仕事という”やさしさ”であると思う。