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クリニックに通い続ける理由

リハビリテーションの新しいやり方を追求するためのクリニック計画。ただいま進行中です。そろそろあと1年のカウントダウンを始めたいのですが、まだ正式決定されておらずやきもきしています。ヤキモキって何語?


障害児、こどもロコモ、働き盛りの青年期の腰痛など、体力の落ちた妊産婦の健康維持。

対象は様々ですが、共通点はどこに行けば最適な方法が見つかるのか悩んでいる人たちです。

国の進めてきた医療政策の結果、恒例者に関しては一定の結果が出ています。充実した医療保険。効果のある手術方法。介護保険によるリハビリや在宅の補助。どこにかかってもある程度道は決まっている様に思います。

その結果、医療難民はより若い世代に溢れています。それが実際に働いていて良く感じることであり、今の体制ではどうにもならないことの様に感じています。こう考えている人は多いのではないでしょうか。

そこで今日の話題。「いろいろなことを話題として言っていますが、結局は働いている人を持ち上げることで成り立つクリニック」のことを説明します。

誰が満足度を上げるのか

クリニックの顔はドクターだと思われています。もちろんそのことは正しい1面ではあります。治療をしてくれると思ってそのドクターを頼って受診するわけです。しかし実際にやっているコトと言えば、話を聞く、薬を処方する、予約を取る。それだけ。誰がやってもほとんど同じことなのです。

ではなぜ、その様な満足度に関わっているのでしょうか。

自分はそれが、『私が通っているところだから良いに決まっているでしょう』と思っているからだと考えます。

人はみな自分のことを中心に考えているとはよく言われています。自分が通っているところを悪く言う人はあまり聞いたことがありません。ダメだと思ったらとうの昔に自分のために通い先を換えています。

ここから考えられることは、その通い続ける理由があれば、たとえどんな対応であろうと徐々に評価は上がっていきます。特別なことではなく、通うことが日常になることです。そこで大切なのは相手のことを一番に考えられる人です。

満足度を下げる理由

反対に通うことをやめてしまう場合を想像しましょう。自分に無理なことを押しつけてくる。話を聞いてくれない。時間がとりにくい。こんなところでしょうか。こうしてみると治療の内容には一切関係ないような気がします。

人に与える印象もその理由の1つです。リハビリに関しては以前からも出ている通り、印象勝負なところがあります。「この人の言うことなら聞ける」「この人についていけば大丈夫そう」「話しているだけで楽しい」。内容はやはりその次です。

そこさえ気をつけていると通う理由になるのですが、それ以上の努力を怠ってしまうと徐々に悪い評判へと変わってくるため、通い続けることの満足度が下がります。そうなってくると持続した仕組みを維持することが困難になります。

一人一人の意識付け、共通の理念を持って取り組むことで満足度の低下を予防する必要があります。

一人では実現困難な目標

クリニックのドクターは沢山いるスタッフの中の一人です。

通い続ける理由は精一杯提供しますが、それでは自分がいなくなるタイミングでおしまいになってしまいます。いかに他にいくつも理由を設けるかがポイントです。

施設の豪華さなんかを持ってくる人がいます。自分の理想はそこではないので、『楽しさ』を全面的に押し出しています。雰囲気で人の心をつかむ組織にしていきたいです。

そこに集まってくる人、スタッフ、患者さん、地域の人々。すべてが癒合して、クリニックを『必要な場所』としてこれから作り上げていくことを望んでいます。

もちろんオンライン上の人たちもよろしくお願いします。

中川将吾
小児整形外科専門ドクター

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