クリニック構想⑩

投稿トラブル!なぜかパソコンとネット回線の調子が悪く遅れてしまっています。まぁ、こんなこともあるよね。

お待たせしました。新しいクリニックの構想についてです。

前回は『工作室を作る』がテーマでした。
今回は足元に注目して発信します。

裸足?靴?床へのこだわり

Twitter内では度々登場する‘足’の話題。
歩くときは靴が良いのか、裸足が良いのか
なかなか議論は尽かない状況。

それは『どちらも』っていうのが正解に近いんではないかな。靴には靴の。裸足には裸足の良いところがあるし、どちらもできないといけない。

さてここで、
『クリニックの中では裸足なの?それとも靴を履いたままなの?』
にお答えしていこう。

多くのクリニックでは院内は靴を脱いで上がるイメージなのかな。
でも車椅子がそのままゴーしたり、靴の履き方や普段の歩き方を見るためにはそのまま診察に来た方が良いでしょ。
そのため計画の段階で、院内は土足でOKにしている。

でも裸足で遊ぶことで、足の内在筋への発達刺激にもつながるので、ところどころに裸足ゾーンを設けることを計画中。

裸足ゾーン
●キッズ広場の中央の緑の丘
裸足で登ったり降りたりできるようにし、その周りを自然と靴が脱げる様にゾーン分けをする。
●リハビリブース
裸足で遊具に向かえるよう配置とゾーニングを行う。
●診察室内
靴を脱いでも良いようにカーペット状にし、裸足での歩容も確認する。
●託児室
ゴロゴロ転がったり、ここにも遊具を用意。


それって遊び道具なの?と思うところも

いろいろな床で遊ぶことが良い。
安全を意識したばかり段差をなくしたバリアフリーのことは以前の記事に。

固いところ、柔らかいところ、デコボコなところ、まっすぐではないところ。坂道や階段、登ったり降りたり。

地面を色々変えるだけで、好奇心を引き出し、ただの道が遊び場所に変わる。
色々な地面を踏み分けることで股関節やひざ関節の使い方を覚えてくる。

ネット型遊具も上を歩けるように作りたい。
ふわふわドームも作りたい。

【遊べる要塞】となるにはまだまだ色々な工夫が必要だな。思いを馳せていこう。

中川将吾
小児整形外科専門ドクター

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