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不妊治療に取り組むみなさん方へ日本生殖心理学会からのメッセージ(2020年5月20日更新)

日本生殖心理学会 パンデミック対処委員会より、不妊当事者の方・不妊治療に取り組まれている方へ向けた提言・情報提供が発表されました(2020年5月15日)。

▼コロナ禍で不安を抱えている不妊患者様へ

新型コロナ感染症の心配事に対処するコツが掲載されています。要約はこちら。

1.不確実な情報に踊らされない
・飛び交う情報をすぐうのみにしない。
・その情報が発信者の体験や知識から発信されたものなのか、また聞きの情報なのか確認する。
・その情報の根拠は何か、反論はないか調べる。

2.一つだけの正解を求めない
・幅広い選択肢を持つ柔軟性を大切に。
・何を信じてよいのかわからなくなったら、情報から距離を取る。
・情報が増えるほど不安が強まることがあるので、テレビやネットの情報を遮断して自分の時間をつくる。

3.「一人でいること」と「つながること」の両方を大切に
・社会的距離(ソーシャルディスタンス)はときに家族の間でも必要。
・それぞれが自分だけの時間や空間を確保する。
・自分の時間、相手の時間、一緒の時間、それぞれを尊重する。

全文はこちら

▼不妊当事者の皆様へ:心理的健康を保つために役立つ情報

心理的健康を保つための情報として、ASRM ( アメリカ生殖医学会 ) メンタルヘルス専門家グループによるアドバイスの、主な内容がまとめられています。

«自分自身を大切にするためのメンタルヘルス専門家からのアドバイス »

【考え方や姿勢】
・希望をもつこと
・私たちは一人じゃないこと
・生き残ることができること
・平静を保ち行動すること

【具体的な対処】
・ストレス対処の勧め
◊ この前例のない厳しい状況であることを受け入れます。私たちは一人ではなく皆一緒にいます。
◊ 個人やグループとバーチャルなサポートにつながることが可能です。
◊ ニュースやソーシャルメディアに触れるのは制限します。

・体操をしましょう
◊ 精神的な体操 ( パズル・数独など )、身体的な体操 ( ヨガ・瞑想など )

・あなたが楽しいことをするために時間をもちましょう
◊ 例えば、睡眠・食事・運動といった健康的な習慣をもち、生活リズムを整える、ルーティーンな活動をもつ、他者に優しく接する、バーチャル美術館散策を楽しむ、ユーモアを大切にする、など

他にも、新型コロナ流行時のメンタルヘルス対策関連リンクがまとめられています。全文はこちら。

▼日本生殖心理学会からのメッセージ

一般社団法人 日本生殖心理学会は、不妊に悩むカップルを心の側面からも支援する専門家による、学術団体です。学会が認定する「生殖心理カウンセラー」、「生殖医療相談士」、「がん・生殖医療専門心理士」が所属しています。
日本生殖心理学会 パンデミック対処委員会からは、ここでご紹介した提言の他にも、みなさんへのメッセージが発信されています。

▼ファミワンの新サービス「パーソナル妊活プラン&レビュー」

ファミワンは、個別ヒアリングからオーダーメイドの妊活プランを作成するサービス、「パーソナル妊活プラン&レビュー」を開始しました。不妊症看護認定看護師がZoomでていねいにご希望をうかがい、後日、画像で妊活プランをお送りします。

妊活をこれから始めよう!
妊活中なんだけど・・・妊活ってこれであってる?
出産の時期を選ぶにはどうしたらいいの?
そもそも妊活ってどうやって進めたらいいの?
不妊治療ってどんなことするの?
今通院している病院の治療でいいのかな?
産み分けってできるの?

などのお悩みやご質問を伺い(妊活レビュー)し、妊活プランを作成します。
ご自分の妊活を振り返り、今どうしたらいいのか?この後どうするのか?
を確認しましょう!

作成した妊活プランは後日画像でお渡しますので、パートナー様との共有にも便利です。
どうぞご利用ください。


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