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(B) 転職活動をする前に理解しておきたいドバイの転職事情【有望な業界はどこ?】

1. 多様な職種

海外・ドバイでの転職活動をする前に自分がどこのカテゴリに属して働きたいのかを明確にする必要があります。

一昔前のドバイに住む日本人の属性は限られたものでした。日系企業の駐在員がマジョリティを占め、その他はエミレーツのクルーとごく少数の自営業をやっている方々及び国際結婚をして旦那さんの帯同で来られている奥様方というイメージです。

しかしながら、今は状況が大きく変化し属性はかなり多様化しています。依然として日系企業の駐在員がマジョリティを占めるものの、現地採用の会社員や自ら事業を営むビジネスオーナーの方が増えました。

特にこのビジネスオーナーの方の属性が多岐に富んでおり、従来のドバイの地の利を生かした貿易業以外に、FXトレーダー、ユーチューバー、情報商材販売者、レストランオーナー、ドバイ不動産販売業者等です。

そしてその中には既に巨額の資産を保有しお金の面では人生上がりの方々もいらっしゃいます。タックスヘイブンという施策によってこういった方々を引き付けるのが国の戦略になっていますが、その通りになっていますね。

2. 海外・ドバイ在住者の属性が多様化した理由

多様化が進んだ理由はいくつかありますが、まず一つにITの発達があります。物理的な勤務場所は仕事をする上であまり気にならなくなっています。時差は生じますが、うまく調整すればZoomやGoogle meet でいくらでも打ち合わせができるようになりました。

その傾向がコロナにより加速化されたのが大きいと思います。もはや日本でも在宅勤務はかなり一般的になりつつあります。また、トレーダーやユーチューバー等の物理的な場所を問わない仕事が増えてきたのも要因の一つでしょう。

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