見出し画像

うつ病(やる気が出ない)

3ケ月以上前から、やる気が出ない鬱(うつ)症状、朝早く目が覚めるなどの症状で悩まされる。メンタル面の症状に加えて、口の渇き、動悸、身体の緊張等の症状もあるとのこと。ファミリーカイロを受診する5日前には、心療内科を受診、薬を処方される。

思い当たる原因は、職場環境の変化であるとご自身で認識されており、今回の症状が始まった時期と一致する。教員をされている方で、4月から新たに学級担任の職務に就かれたとのこと。三年ほど前にも学級担任の職務に就かれていたが、それまでは他の職務に就かれており、久しぶりに学級担任になられたとのこと。

久しぶりの学級担任だからという単純な職場環境の変化で、このような症状がでるとは考え難い。心身条件反射療法(ニューロパターンセラピー)にて原因を調べてみると、3年前に学級担任をされていたときに、人関係で「緊張パターン」に条件づけされているという反応が示された。

その人関係の「緊張パターン」を整理して、「リラックスパターン」に切り替えると、身体の緊張は明らかにリラックス状態になり、ご本人もその変化を自覚されていた様子。恐らく、過去の出来事がきっかけで、感情面と身体面が緊張パターンにプログラム化されたのが原因のようだった。原因が他に絡んでいなければ、恐らくやる気が出ない感情や、朝早く目が覚める自律神経系の問題は早期に改善されるだろう。

最近はうつ症状の方が増えているというニュースをよく耳にするが、「緊張パターン」を引き起こした「原因パターン」さえ明確になれば、症状の改善と同様に、感情面も改善できる。病的な条件づけが強化されていなければ、うつ症状の改善はそれほど難しいことではない。肉体面の条件づけも心理面の条件づけも、改善するときには、新しい神経回路が構築される。

脳科学的に治る過程をいえば、脳のネットワークの配線が新たに構築される→脳のプログラムが構築されるというプロセスを経る。メンタル的にいえば、潜在意識レベルの気付きを得て、新たな心の習慣を獲得したといえるだろう。エネルギー的にいえば、新たな波長がプラスアルファーされて、適応できる新たなチャンネルが増えたということになる。

2008年6月9日(月)記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?