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家系図に関するアンケートについて

家系図作成専門 行政書士 山下幸二 事務所の山下です。
先日Facebookなどで「家系図に関するアンケート」を行いました。
設問は
問1 家系図を作りたいと思いますか?
問2 作りたいと回答した方へ 何故ですか?
問3 家系図を作るとしたら人に依頼しますか?自分で作りますか?
問4 その理由を教えて下さい
問5 家系図に関して何かあれば記入して下さい
の5問をお願いします。

結果

画像が小さく不鮮明の申し訳ないのですが
問1 家系図を作りたいと思いますか?
に対して半数以上が「はい」という回答をいただきました。まあアンケートをしてくれる時点で家系図に興味を持っている人なので結果は下駄をはいたものだと思いますが、それでもいい感触でした。

問2 作りたいと回答した方へ 何故ですか?
に対してですが、「自分自身のルーツを知りたいから(どこから来たのか?)」と「家族の歴史が知りたいから(ご先祖さまの人生、家族の絆)というのが同数で一番でした。

問3 家系図を作るとしたら人に依頼しますか?自分で作りますか?
に対して意外と感じたのは「専門家に依頼する」が以外に多いことでした。

理由は問4の回答になるのですが、専門家に依頼派は「難しそうなこと」「時間がかかること」「戸籍を集めるのが大変なこと」
自分で作る派は、「お金が掛かりそうなこと」「自分で作ることに意味がある」といった回答でした。

問5は問4と似たような内容でした。

少し提案したいことがあります。

興味が無い人も含めて、自分の直系だけが書かれた直系家系図というものを作ってみるといいと思います。

直系家系図のサンプル

上の画像は直系家系図のサンプルです。戸籍だけでも4代〜5代くらいわかります。直系だけだを書いていくのはちょっとしたコツが分かればむずかしいことではありません。

これを作っていいいのは

自分の価値を感じれること
4代だとすると30人の祖先の名前がわかります。
自分とはこの人たち全員のDNAを受け継いでいるということを認識できます。この中の誰が欠けても自分という存在がなかったと考えると命の大切さがわかります。

祖先がどこから来たのかがわかること
戸籍には、本籍地が記載してあります。多くの人が江戸時代に祖先がどこに住んでいたかを知ることができます。祖先の地に思いをはせることができます。自分探しをしている人などはその場所を訪ねてみるといいでしょう。

家族の絆が深まります。
作成の過程で、家族と話をする機会が増えると思います。「お父さん〇〇市に住んでいたんだね。」とか「お祖父さんって戦争で満州に行ってたんだね。」とか特に戦争体験の方との話しは今後難しくなりますので、戦争に行っていたお祖父さんや非違お祖父さんとは今のうちに話しておくことをお勧めします。

少しスピリアルなことですが
祖先を感じることができるようになります。
これはお客さんの家系図を作ったときに話しですが、亡くなったお父さんの部隊名が分かった途端に『松本連隊の最後』(角川新書)という書籍が復刻されてお父さんの戦争体験が手に取るように分かったそうです。お父さんが呼んでいたとしか思えないタイミングでした。

現世の実益には家系図作成は利益を与えないかもしれませんが、精神的には多くのメリットがある家系図
興味がなかったと言う人もちょっと作ってみませんか?

戸籍の保存期間は150年とされています。今からさかのぼると明治初期のになりますが、時間が過ぎるとこの戸籍も破棄されるかもしれません。

この記事を読んだきっかけはきっと祖先が読んでいたからだと思います。
少し家系図や祖先に関心を持ってみませんか?


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