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「WAGAMAMAなイラストで表現する多様な家族のカタチ」スドウ創太×Rebolt【NFTアートコラボ対談】

一般社団法人Famieeはより持続可能で、多くの方々から共感いただけるような運営を目指し、2022年1月より「NFTアートチャリティーオークション」を開始いたしました。

第3弾は、グラフィックアーティストのスドウ創太さん×株式会社Reboltのコラボによる「多様な家族のカタチ」という作品をご提供いただきました。

また、今回のインタビューでは、株式会社Rebolt共同代表でありFamiee運営メンバーでもある内山穂南さんと、同じく株式会社Reboltの共同代表で現役サッカー選手の下山田志帆さん、そしてFamiee代表の内山幸樹やFamiee運営メンバーが、作者のスドウ創太さんにお話を伺いました。

<作者プロフィール>スドウ創太さん


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東京都出身。性格の良いイラストレーター。グラフィックデザインの専門学校を卒業後、デザイン業の傍ら2016年頃よりイラストの仕事を始める。音楽関係のアートワークやアパレルグッズ、キャラクターデザイン、書籍の装画、似顔絵など幅広く活動中。タトゥーとサッカーが好き。座右の銘は「絵を通じて人を愛し、人から愛されたい」
HP:https://sota-96.tumblr.com/
Twitter:@sota_96
Instagram:@sudo_tokyo

スドウ創太さんの描くカッコかわいい女の子をカスタマイズして作れるスドジョメーカーも人気です▼


「WAGAMAMAにあふれたイラスト」に感銘を受けて


Rebolt・下山田志帆さん(以下、下山田):
スドウさんにイラストを依頼するきっかけとなった一つにまず「サッカー」という共通点があります。

スドウ創太さん(以下、スドウ):
はい。僕自身はプレーはしないのですがサッカーが好きで、幼い頃から父親と一緒に、そして今は自分の子どもとサッカーを観戦し続けています。これまでもサッカー関連のデザインのお仕事も受けてきました。

下山田:
そして何よりスドウさんの作品・キャラクターを初めて見たとき、「なんてワガママで溢れたキャラクターなんだろう!」と感銘を受けました。日本で「ワガママ」というと「自己中心的」だとか「周りを考えずに協調性がない」とかネガティブなイメージが強いですよね。

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下山田:
しかし、私たちはそうは思っていなくて、「ワガママ=ありのまま」と思っています。
「自分らしさをありのままに出せる社会」を目指して、会社のビジョンにも「WAGAMAMAであれ」と掲げているんです。

Rebolt内山穂南さん(以下、穂南):
日本でポジティブな「ワガママ」を体現する……女子サッカー選手がそのような存在になれたらと思っていますね。

下山田:
サッカー、そしてスドウさんの絵から溢れる自由闊達な「ワガママさ」。ここに惚れこんで「ぜひコラボしたいです!」とTwitterでDMを送りました。

スドウ:
普段から作品内で描くキャラクターの「奔放さ」は意識していたので、嬉しかったですね!

この作品に込めた思い

下山田:それでは今回提供いただく作品を見ていきましょう。こちらです。

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一同:
わ~すごい!(思わず顔がほころぶ一同)

下山田:
今回は「多様な家族のカタチ」というテーマで描いて欲しいとお願いをしました。

グラフィティアートのように描かれた「WAGAMAMAであれ」、そしてReboltのマットブラックとFamieeの黄色というテーマカラーも差し込んでいただきました!  ありがとうございます!

この作品の制作のエピソードを教えていただけますか?

スドウ:
一人や二人といった女の子を描くことが多かったので、このように大人数で、しかも「家族を描く」というのは僕にとって初めての経験になりました。「難しそうだけれども挑戦してみたい!」と思って引き受けました。

穂南:
実際に描かれてみていかがでしたか?

スドウ:
これまで、クライアントからの修正はあっても全てゼロから描き直しという経験は無かったです。こんなにオーダーが色々あるのはReboltからが初めてでしたね(笑)。

どんな作品でもそうですが、自分が「知らなかった」ために、意図せず人を傷つけてしまう可能性があります。
穂南さんと下山田さんと何度も相談しながら作っていきました。
フィードバックを受ける中で、自分がいかに家族やジェンダーに対して、自分の身の回りで起きていることを見逃していたか、狭い視野しかもてていなかったのかに気付けましたね。

穂南:
たとえばどのような気付きがあったでしょうか?

スドウ:
初めて「LGBTQの人たちが子どもをもてるのか?」といったことに思いを巡らせてみたり……。
自分とは違った家族のカタチを受け容れていたつもりでしたが、いざイラストで表現するとダイレクトに伝わってしまう分、「誰かを取りこぼしていないか?」「失礼に値しないか?」一生懸命思いを巡らせました。

穂南:
思いを汲んでいただいてありがとうございます。

この作品は見る人によっても受け止め方や思い描くストーリーも変わってきそうですね!
たとえば家族・夫婦が、1:1とも限らないと思いませんか?女性3人が一緒に共同生活する形での家族というのもあるかもしれないし……。

Famiee内山幸樹(以下、内山):
犬もいましたよね?

スドウ:
えっと……犬はいません、赤ちゃんです(笑)。

一同:(笑)

内山:
それは失礼しました!(笑)
とはいえペットも、自分の家族だと思っている人はいますよね?
それも含めて家族のカタチの可能性を感じられる作品だと感じました。

Famieeメンバー:
もっと多様なカタチの家族の絵が観たくなってしまいますね。
絵の中では法律や社会の常識、身近の当たり前に囚われず自由に表現できます。「自分はこんな形の家族がいいな」というものをNFTとして保有できたら……なんて夢も広がってしまいました!

多様性が認められる社会にしておくのが大人の役目

内山:
それでは、今回このFamieeの企画に参加するにあたっての思いを聞かせていただけますか?

スドウ:
お声がけをいただいて嬉しいオファーだと思ったのはもちろん、Famieeの意義に共感したというのがあります。

僕は結婚して子どもがいます。自分の子どもが大きくなった時に多様性が認められる社会にしておくのが親の役目であり、大人の役目ではないかと思いました。

Famieeメンバー:
素朴な疑問ですが、スドウさんにとって「パートナーがいる」「家族をもつ」ことの良さってなんでしょう?

スドウ:
なんというか……シンプルに妻が好きなんです。人として好きな人と一緒にいられることが幸せだなと思います。
その選択肢を他人が決めた社会のルールのために選べないというのはおかしな状況だなと思いますね。

下山田:
マジョリティが作り上げた社会制度や”常識”がある中で、家族に限らず「選択肢を色々選べた方が幸福だよね」というのがFamieeの根っことなるテーマです。
スドウさんは実生活の中で「選びたいのに社会がそうさせてくれなかった」というような体験はありますか?

スドウ:
それでいうと僕はタトゥーが入っているのですが、日本ではまだまだ風当たりが厳しいですよね。
国内外のサッカーの雰囲気やファン文化、イラストに描いているようなストリートのカルチャーが純粋に恰好いいと思うのですが、「自分が好きなことを堂々とやりづらい世の中だ」というもどかしさがあります。

イラストを描くことも、タトゥーも自分を表現する一つです。誰もが自分の「好き」を大切にして、繋がっていけたらと思っています。

穂南:
スドウさんがこのように制作秘話や思いを語られる機会は珍しいのではないかなと思います。
同じ1つの作品でもそれぞれの視点によって「家族のカタチ」の見え方が異なるかもしれないので、このNFTアートを購入して下さった方々と一緒にお話するのも面白そうですね!

スドウさん、今回はありがとうございました!!!

こんな想いがこめられたNFTアートが欲しいと思ったら…

こちらからぜひチャリティーにご参加ください。

日程︓2022年6月10日(金)10:00〜2022年6月30日23:59(木)
作品提供者︓株式会社Rebolt
アーティスト名︓スドウ創太
作品名︓「多様な家族のカタチ」
販売会場URL︓https://market.uniqys.net/project/charity-famiee/



FamieeのNFTアートチャリティーオークション企画では今後も様々なアーティストや作品をご紹介予定です。

Famiee NFT CHARITY「Famiee NFT CHARITY」とは、リアルなアート作品のデジタル版を、NFTアート作品としてチャリティーオークcharity.famiee.comみなさんのアートを楽しむ気持ちが「多様な家族の形」を実現する一歩になります。

共感いただけた方はぜひ情報のシェアやNFTアートチャリティオークションへのご参加( https://charity.famiee.com/ )をお願いいたします。


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