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取りにいくか、与えられるか

自分自身の学びだけでなく、

ここ数年は「伝える」ことも増えてきました。

ジムのトレーナー達への教育を中心に、

ジュニアや同業者への指導も年々増えてきました。

吸収の速い人と遅い人
成長スピードの速い人と遅い人

このような差が、どの現場に行っても生まれます。

自分自身の指導力を高めることは大前提として、なぜこのような差が生まれてしまうのか。
能力やセンスだけではないと思ってます。

ずっと引っかかってきたことが、最近は少しクリアになってきたので、備忘録としてまとめておこうと思います。

取りにいくか、与えられるか

まず「学び」の機会は確実に増えてきました。

便利なアプリやツール
無料で学べるコンテンツ
ワンクリックで正解を教えてくれるGoogle先生

自分が学生のころと比べたら天と地の差です。

けれども、能力が高い人が増えたかどうかというと、あくまで主観ですがそんなことないと思ってます。

これも僕の勝手な仮説ですが、

「与えられる学び」

「自ら取りにいく学び」

の違いだと思ってます。

自ら学びにいく人は、この時代は最高だと思います。学びたかったことがどこにいても学べるわけなので、どんどん成長できます。

けれども与えられる、受け身の人はこの便利な時代を生かせないと思います。
むしろ、この情報量を処理しきれず、日々混乱し、漠然と不安を抱え、自信喪失するんじゃないかと感じてます。

学びにいく人はどんどん成長する。
与えられる側はどんどん混乱する。

そんな二極化が起きてるような気がします。

情報が流れてくるのか、取りにいくのか

話は少し変わって「まとめサイト、まとめ動画が果たして便利なのか?」ということも最近は感じます。

例えば、

本の内容をまとめてくれた要約チャンネルの方が、無料だし、わかりやすいし、時間も短縮になります。
けれども、僕は本を買います。

というのも、僕も

「要約チャンネルを見ておけば時短になるし、わかりやすいから、こっちでいいじゃん」

と感じて、一時期は動画で勉強してた時期がありました。

けれども、動画自体はおもしろいのですが、結果として全然頭に残らないんですよね。

話すリズムとかタイミングとか全部主導権を向こうに握られているので、

「自分から情報を取りにいく」

というよりも、

「情報が流れてくる」

という感じになってしまいます。

たぶん要約チャンネルを配信している人自身が一番勉強になっていて、視聴者はそうでもないんじゃいか、と思ってます。

エンタメなど娯楽としては動画は最強ですが、
学びは自分からとりにいかないとダメだと感じました。

動画でも一時停止しながら自分のタイミングで学べば良いのですが、

たくさんの人が興味を持てるような編集になっているので、大事なところがカットされていることもあるので、

だったら自分で本を購入して学んだ方が身になると気づき、今は以前のように本を買って読んでます。

お金と手間と時間を使うかどうか

あとは、古い感覚だと思われそうですが「身銭を切る」こともすごく大事だと思ってます。

無料で学べることは、学びのハードルは低くなって良いのですが、
緊張感や熱意って生まれにくいです。

無料のセミナーばかり出ている人がはたして一流かどうか、ということですよね。
経済面での効率は良いと思いますが。
学びとして身になっているかどうか。

一流は必要なことにお金も時間も手間もきちんと投資してます。

無料セミナーだけ参加するトレーナーさんと、
旅費と時間と手間をかけて有料セミナーにいくトレーナーさんでは、

5年後10年後全く違う世界にいると思います。


これは沖縄で活動してたときからすごく気になってたことでした。

沖縄から県外のセミナー参加、施設見学に学びにいくトレーナーさんが本当に少ないこと。

沖縄からいけば飛行機代、宿泊費などかかるので、内地にいるよりお金と時間と手間がかかるのもよくわかります。

けれども、そんな悪条件だからこそ、そこで具体的なアクションにうつせば、沖縄県の同業者から頭一つ二つ抜けることができると思うのですが。

僕自身はそういう思いで、沖縄での活動中も積極的に県外に出るようにしてました。

今はコロナで移動が困難ですが、行き来が自由になれば「足を使う」「フットワークが軽い」人は、その強みがさらに生かされると思います。

まとめ

学びについて個人的な見解を書かせてもらいました。

自分から学ぶ姿勢があれば、

便利なツールはなくても、紙とペンさえあればどんどん成長すると思います。

逆に、どれだけ最新のタブレットやツールを持ってても、与えられることに慣れてしまえば、何も身になってないということさえあると思います。

これからどんどん便利になる時代こそ、こういう原点をしっかり持ってる人が成長すると思ってますし、僕自身もそこは失わないように日々を過ごしたいと思います。

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