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不朽の名作!R4 RIDGE RACER TYPE4
20年前、学生時代に噛り付いて遊んでいたリッジレーサータイプ4。
そして今も変わらず、おじさんになっても、なお熱狂できるリッジレーサータイプ4。
もちろん架空の世界の話であるが、自動車業界やレース界の世界観までも表現していて本当に素晴らしい作品。
この永遠に色あせない至極の一品の魅力を今一度多くの人と共有したい。
プレステミニやPS-VITAなどでもプレイできるので。機会があればぜひ一度お試しあれ。本物より綺麗な最新のゲームにも負けない魅了をどうぞ!
![](https://assets.st-note.com/img/1672426724833-voMbUWSWh9.jpg?width=1200)
★これはただのレースゲームではない
ノリノリのミュージックと共に、非現実なノーブレーキ、ハイスピードドリフトで爽快感たっぷり走り抜けるリッジレーサーシリーズの第四弾。
あのリアルドライビングシミュレーターのグランツーリスモの対局に位置するであろうレースゲームだ。
ところがこの『R4』、従来の走って競うだけのゲームではなかった。
なんとレースゲームなのにストーリー仕立てになっている!?当時としてはとても斬新だった!
このチーム監督との『物語』がともて良く出来た人間ドラマで、毎回レース成績に応じて微妙に会話が変わるため、繰り返しプレイしてもマンネリ化しにくい。(と私は思う。)
監督さんも4人いて(最初に選ぶレースチームで決まる)、個々人が少しずつ関り合いを持っているので、少なくともR4の世界をしっかり理解するために4回はプレイしたくなる。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54568698/picture_pc_23ef2a66232880e457463282114e56f1.jpg?width=1200)
さらにストーリーモードをクリアする度に、本編で使用した『マシン』が「タイムアタック」や友達との「バトルモード」で使えるようになり、コレクションが徐々に増えていくシステム。
なんとその数320(+1)台!!? 実際にはセッティング違いの同一車種も多く含まれるので『車の形』としては40種類ほどだが、十二分にやり込みできるボリューム。。。
★素敵な世界観
R4は『Real Racing Roots』(略称RRR)という架空の国際自動車レースを舞台としており、プレーヤーは1999年大会に参戦するレーサーになり物語を進めて行く事となる。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54568962/picture_pc_f1cf71a08c44e78578097ac702c3281e.jpg?width=1200)
このRRR、予選から本戦まで全8レースを勝ち進まないと優勝(クリア)できないのだが、勝ち進むごとに徐々に扱うレーシングマシンの性能が向上していく。
ココが『ミソ!』で、予選成績に伴ってマシンのアップグレードのレベルが変わるのである。
つまり好成績で予選を抜ければメーカーから高性能な『新車』が届く、逆にヘボい走りだと最悪の場合チューンナップしただけの『同じ車』が投入されるのである。(面白いレースシステム。実際にあったら盛り上がりそう!?)
さて、どんなマシンが届くのか!?
トランスポーターからマシンが出てくるこのシーンのドキドキ感。良く表現されている。
(本物の同様のシーンを何度が経験したが、何度見てもこの瞬間はゾクゾク鳥肌が立つ)
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54570008/picture_pc_fb14a13a8e056071344fe4fc4a06959c.jpg?width=1200)
★マシンは4大メーカーから供給される
プレーヤーが選べるのはチームだけじゃない。1999年シーズンのマシンを供給する自動車メーカーも4社(もちろん架空)の中から選ばせてもらえるのだ!!
(すばらしいチームだ。実際にはレーサーの一存でメーカーを選択するなどインディカーでも難しいだろう。)
かつてマシンではなく、自動車メーカーを選ぶレースゲームがあっただろうか!?自動車業界人となった今でも、この辺りの設定が心を揺さぶられる要因の一つであろう。
この架空の自動車メーカーの概念がとても良い!
ゲームスタート時点で選べる組み合わせは、4チーム x 4メーカー = 計16通り。つまり4回ではなく16回はトライしたくなる仕組みだ。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54569584/picture_pc_f29bf307d9df61fe8e5102a506aad2fe.jpg?width=1200)
★美しい映像(もちろん当時としては)と、素晴らしい音楽(こちらは今でも)
当時、映画のワンシーンのようなオープニング映像と素晴らしい音楽に圧倒された。あまりのカッコ良さに、プレイ前に毎回オープニングを見ていたくらい。そして今も時々見てしまう。
当時プレイ中に驚いたのはトンネルに入るとライトが自動点灯する芸の細かさ!(オートライトはようやく最近、本物の車も標準装備されてきましたね。。。)
ゲーム中の音楽もどれもこれもとても素晴らしいが、特に最終戦で流れる曲は『おっ!ここでOPと同じメロディが流れるのね!?』と、ゲームそのものがドラマになっている感が凄いなと感動したんものです。
今でもアメリカでサントラを通勤中に聞くくらいR4の曲は良いですね♪
★緻密すぎる世界観設定
これはガイドブックを読まないと分からないのだが、すべてのレースチーム、自動車メーカー、各マシンに緻密な背景やSPECが設定されている。
例えば表紙のお絵描き『ロンディーネ』は、水平対向16気筒5000cc 410ps/5600rpmで最高速221kmというスペック。
さらにマシンに施されている架空のスポンサーまでも全て細かい設定が存在する。
例えばDRTは万年最下位で「墓堀りチーム」と揶揄されているとゲーム中でも説明されているが、このチームのメインスポンサーの『Dig』はボーリング技術(穴掘り)に定評のある大手建設会社という裏設定がある。元々Namcoの穴掘りゲーム「ディグダグ」がモチーフのチームなのだから、遊び心も交えてよく考えられていることに本当に感心する。
この手の裏設定を知ってしまうと、シンプルでスピーディなゲームに深い『味』が出て、どんどんこの架空の世界観にはまり込んでしまうのである。
次回はこれら架空の魅力あるメーカーやマシン達を紹介したい。
![R4ガイドブック](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54573067/picture_pc_1bca79f5be4f96703a633a2d35b47813.png?width=1200)
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